本物志向のギア感に心くすぐられる!
20年振りのフルモデルチェンジを受けて、今年7月にデビューした軽四輪駆動車『ジムニー』と、1.5ℓエンジン搭載の小型四輪駆動車『ジムニーシエラ』。
今や納車1年待ち、いや2年待ちなどと噂されているけど、高い悪路走破性を誇る本物志向のギアとして現在爆発的な人気を誇っていますよね。
とはいえ実際に自分で乗ってみないと何も分からないでしょ!ということで、今回はスズキ新潟販売 スズキアリーナ新潟さんから『ジムニー』(CVT車)の試乗車を借りて走ってきました。
まず、なにはともあれ単純にかっこいいですよね。
伝統の基本構造「ラダーフレーム」の進化や、3リンクリジッドサスペンションの採用、そして4WDシステムをトランスファーレバーで操作するタイプに変更するなど、走破性はもちろん操る楽しさもアップ!
もう既に、さまざまな自動車評論家さんが詳しく紹介しているので、そのあたりは検索すればいくらでも読めるのでカットします(笑)。
Car&Life Niigataでは体感した感想を素直に述べていきたいと思います。
まずはデザイン。
たとえ信号待ちで隣りに『ラングラー』や『Gクラス』が並んでも、「悪路の走りじゃコンパクトさをいかして決して負けないもんね」とか「軽快な走りが好きだから『ジムニー』を選んだんだもんね〜」と、気持ち負けすることなく(笑)堂々としていられそう。
そして室内へ。
メーターまわりの無骨なデザインがいいですね。
山道を走行中、車体がグラグラ揺れていてもつまみやすそうな大きなエアコンダイヤルや、その下のトグルスイッチが印象的。
もう、このギア感が冒険心をくすぐってたまりません!
後席に座ってみたら、さすがに狭い(といいつつも膝まわりはそこそこ余裕あり)。だけどその割り切りがいいんです!
こんな割り切った造りでもほとんど文句を言われないクルマって、『ジムニー』以外にあるかな?
『ジムニー』に対して「後席狭いじゃん」なんていったら野暮ですもんね。
同じスズキ車でも、もし『ワゴンR』の後席が狭かったら不満が集まりそうだけど、『ジムニー』に対してそこに不満を言うなら「じゃあアウトドアテイストのある『ハスラー』にすれば?」って言いたくなるもんね。
…もう、走る前からオンリーワンな存在感の『ジムニー』に心を揺さぶられました。
『ジムニー』って時速80km/hでこんな快適なの!?
今回は、新潟駅南口エリア(スズキアリーナ新潟ショールーム)→新潟バイパス→新潟西バイパス→国道402号線(新潟大学の裏あたり)→越後七浦シーサイドラインと、途中で写真を撮ったりしつつ合計2時間近く触れました。
まず660ccターボエンジンはパワーも静かさも十分満足です。
試乗車はCVTなんですけど、新潟西バスパスの時速80km/hのエリアでは3000回転で巡航。いやはやスムーズで驚きました。
私の『ジムニー』体験といえば、25年くらい前に乗った兄の『ジムニー』。マフラーを社外品に換えたその車両は、エンジンが鋭く回転するものの速度がなかなか出ず(あっ! そういえば550ccだったかな)、なにせ社内がうるさかったのです(それはそれで楽しかったけどね)。
それに比べたらもう“高級車”です。
あとはステアリングの切り始めの反応が若干ユルいのかな?と思ったのですが、すぐに「そっか! これがスポーツカーのようにクイックだったら、いちいち疲れてたまらんわ」と気づきました。
このゆったり感も魅力ですな。
乗り味は本格四輪駆動ならではのもの。とはいえ不快感はありません。
近年乗ったなかでは『C-HR』『ヴェゼル』のような乗用車的SUVではなく、ミドルサイズの本格SUV『エクストレイル』の方が近い感じでした。
ところで『ジムニー』オーナーさんて、決してオフロードばかり走ったりするわけじゃないと思うんです。
むしろほとんど一般道しか走らないけど、このクルマの本物志向のデザインと性能に共感してオーナーになる方が多いのでは?と思っています。
それよりなにより新潟県民にとっては冬の雪があるから、やっぱりあの積雪で移動に困ったとき『ジムニー』に乗っている人を見たときの羨ましさときたらもう…。
冬に雪が積もったとき「『ジムニー』の中古欲しいなぁ」っていうのは、新潟県民のクルマ好きあるあるトークではないでしょうか。
そういえば話が飛びますが、試乗中、車線を逸脱しそうになってピッピッと鳴らしてしまうことがありましたが、新型『ジムニー』は衝突安全性能の進化も忘れちゃいけないポイントです。
いやはや『ジムニー』、やっぱりいいですなぁ。
最後にクルマ好きの皆さん、「スズキ車2台持ち生活」というテーマで妄想してみませんか?
私なら『ジムニー』と『スイフトスポーツ』かな? それとも『ジムニーシエラ』と『ワゴンR』?
いや、以外に『バレーノ』と『ジムニー』もありかな…なんて。
クルマ好きってそんな妄想だけでワイワイ過ごせるもんですよね。
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