【試乗記】シングルペダルが楽しい! 新型軽乗用EV『N-ONE e:』で新潟北区のパワースポットに行ってきました

2025年9月に発売されたホンダの新型軽乗用EV『N-ONE e:(エヌワンイー)』に試乗してきました。

試乗車をお借りしたのはホンダカーズ新潟中央松崎店で、グレードは『N-ONE e:L』です。

ホンダカーズ新潟中央松崎店 営業 岩城さんは、今年4月に入社したばかり。「日々さまざまな世代のお客様と関わることができて、楽しいですし自分自身の成長も感じます」とのこと。爽やかな好青年でした

かわいらしいデザインが印象的ですが、ガソリン軽自動車『N-ONE』のデザインをベースに、EVならではのクリーンさを表現しています。

画像だけで見ると『ホンダe』を思い出しますが、データの違いは以下の通りです。

『ホンダe』:全長3,895mm、全幅1,750mm、全高1,510mm。重量は1.5トン以上。
『N-ONE e:』:全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,545mm。重量は約1トン。

重量差は約1.5倍。そして全長で600mm、全幅で275mmも『N-ONE e:』がコンパクトです。

※過去のホンダe試乗記(2020.11.7)

運転席に座ってみると、インパネの位置が低いので、とても前方視界が広く感じました。見通しがよいうえ、車幅感覚もつかみやすいことが安心感につながり、リラックスして運転できそうです。

ファブリックのシート素材は、心地よいパイル生地のタオルのような触り心地です。また、エアコンやナビなど、スイッチ類もコンパクトにまとめられていて、操作性も優れています。

後席の広さは、このサイズを考えれば十分です。シートを倒せばフラットになりますし、座面を跳ね上げれば高さのある荷物も収納できます。これは床下のバッテリーを薄型化した恩恵でしょう。

コンパクトですが、大人4人が快適に乗車できる空間を確保しています。ガソリン車と変わらない使い勝手のよさを実現しているのはすごいですね。

続いては走りをチェックします。

今回は、ホンダカーズ新潟中央松崎店から新潟市北区にある高森の丘までドライブしました。高森の大ケヤキは樹齢1,200年のケヤキの木で、県の天然記念物に指定されています。新潟市北区のパワースポットです。

奥の階段を上がっていくと、高森の大ケヤキがあります

EVゆえの発進時からの力強さや静粛性はもちろん、小回りが利いて扱いやすいハンドリングで運転が楽しいです。ロールは少なめ。EV特有の水平移動感よりも、ごく普通のガソリン軽自動車のような、慣れ親しんだ運転感覚です。

重たいバッテリーが床下にあることで重心が低く、路面のうねりもうまく収束してくれる足まわりが印象的でした。

車幅感覚もつかみやすく、狭い場所でも操舵感の軽いステアリングを回してくるりとUターンできます。

ちなみに、ガソリン軽自動車の『N-ONE』に対し、ステアリングを37mmドライバーに近づけたそうです。より体に近くなったことによる一体感が安定感を生んでいるのかもしれません。

また、アクセルペダルだけで加減速から完全停車まで行なえる「シングルペダルコントロール」も試しましたが、うねうねと曲がった道では、タイヤに掛かる重心を感じながら走行。クルマとの一体感が楽しめました。

航続距離は295km(WLTCモード)。バッテリー冷却・加温システムにより、冬季や夏季でも航続距離や充電時間が安定しているそうです。充電時間は普通充電で4.5時間、急速充電の場合は30分です。

AC外部給電器「パワーサプライコネクター」を使用することで1,500Wまで出力可能なので、アウトドアシーンなどのお出かけ先での活用もできます。

また、V2H(EVに蓄えた電力を自宅で使えるようにするシステム)を介して家庭で使用することで、電気代の節約に貢献したり、非常時には家庭の電源として活用できるのもEVならではです。

もちろん、安全運転支援機能「Honda SENSING」が全タイプに標準装備されており、安全性にも配慮しされています。

『N-ONE e:』はコンパクトで扱いやすく、運転する楽しさも持つうえ、出先で電源としても使えるなど、毎日のパートナーとして頼れる相棒になりそうです。

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