プロパイロット採用の新型日産『エクストレイル(X-TRAIL)』に試乗

マイナーチェンジで、より力強くタフなスタイルに

高い走行性能を誇る本格SUV『エクストレイル』がマイナーチェンジを受けたので試乗してきました。

「は〜とぴあ」新潟日産モーターさんからお借りした試乗車は、4WD採用の『20X ハイブリッド』。今回のモデルチェンジで最も注目されるグレードです。

まずはデザインからチェック。

Vモーショングリルがより力強さを増すなど、フロントマスクを中心にタフなイメージがアップ。

初代と2代目はオリジナリティに溢れたデザインでしたけど、3代目は都会的な、街中SUV的なデザインに変わったなぁと思っていましたが(良い悪いではなく)、今回のマイナーチェンジにより、再び力強さが蘇ったように感じます。

これを見て、何かに似ていると思っていましたが、しばらく考えて分かりました。新型『エクストレイル』はジャッキー・チェンのようです。

まるで派手なアクションで何度も鼻の骨を折ったというジャッキー・チェン。

彼の大きな鼻のように、今度の『エクストレイル』も鼻(=Vモーショングリル)が大きくなって、よりクルマとして味や風格が出てきたように感じるのです。

だからジャッキーのファンである私は素直に、よりカッコよくなったじゃんと思えるのでしょう。
さて、続いて室内に目を向けますと、前席のダッシュボードは、まるで翼を大きく広げたようにダイナミックに見えます。

アウトドアシーンで汚れを気にせずガンガン使えるのは、初代から引き継がれている『エクストレイル』の特徴のひとつ。

シートは高い防水性を保ちながら快適さと質感も追求。

また、防水加工フロアは汚れたブーツや濡れたままのスノーボードなど積載できます。

後席も十分広いし、ハイブリッドシステムを搭載しながら大容量ラゲッジを確保してますよね。

同一車線自動運転技術「プロパイロット」以外にも先進装備が充実

今回の変更点の注目ポイントは、同一車線自動運転技術「プロパイロット」の採用(『20X』『20X ハイブリッド』にメーカーオプション)。

高速道路での渋滞走行や巡回走行時に、アクセル、ブレーキ、ステアリングのすべてを自動的に制御してドライバーを支援する装備で、ストレスや疲労を大きく軽減してくれます。

2016年秋に『セレナ』がモデルチェンジしたときに高速道路でプロパイロットを体験しましたが、それにつづく2車種目の採用です。

また、キーを携帯していればリアバンパーの下に足を入れて引くだけで、ドアが自動でオープン&クローズドする「リモコンオートバックドア」(挟み込み防止機能付き。『20X』『20X ハイブリッド』に標準装備)も便利な装備。

これは特に小柄な女性にはありがたいと思いました。というのも『エクストレイル』は車高が高いので、開いたバックドアを閉めるとき、体格によっては手が届きにくかったり、ドアが重たくて「よっこらしょ!」と力が必要だったりしますからね。

だってガバーって開くとホラ結構高いですよ↓

試乗車は全高が173cmだから、手動で閉めようと思ったら、きっと190cmくらいまで手が届かないと厳しいですよね? 190cmといえば、ほとんど現役時のアントニオ猪木の身長(191cm)ですからね。最近は身長が縮んだらしいですけど。…話を戻して、なのでリモコンオートバックドアは便利ですよね。
また、試乗車には、後方を横切る車両を検知し、注意喚起する「RCTA(後退時車両検知警報)」(『20X』『20X ハイブリッド』にメーカーオプション)を装備していましたが、これは渋滞や車線変更が多い新潟パイパスを走っているときにとても頼りになりそうです。

車線変更をしようとしたら死角に入っていた斜め後ろのクルマに「ププッ!」って鳴らされた…なんてことがなくなりそうです。

写真の真ん中にあるランプが光って教えてくれるんです
あとは忘れちゃいけないのが『エクストレイル』の代名詞的装備、「インテリジェント4×4」(4WD車に標準装備)。ウェットな路面から、雪上、さらにはスタックの脱出など悪路で頼もしい走破性。そして街中では燃費を重視した2WDモードも選べます。

いやはや本格SUVがこれだけ先進機能・安全機能を充実させるってすごいなぁと思っていたけど、要は「車体はごっついけど、初心者も、女性も、年輩の方も、誰もが扱うことができるよ」ってことなんでしょうね。

 

本格SUVならではの乗り味がいいね

昨今のコンパクトSUVは、セダンやワゴンのような乗用車感覚の運転フィールが多いなか、この『エクストレイル』もそんなテイストになっていたりして? なんて思っていたけど、まったく違っていました。

室内の静粛性は高いが、乗り心地はやっぱりミドルサイズ本格SUVそのもの。

初代に試乗させてもらったときを思い出しました。『エクストレイル』はそれが“らしさ”だと思います。セダン感覚だとらしくないですよね。タフギアは健在。やっぱりこのクルマには「本格SUVに乗ってるよ」という気分にさせてほしいですからね。

2000ccエンジンはモーターのアシストもあるけど、パワー十分で文句なし。

なお、走行中は随時、モーターのみの力で走るEVモードに切り替わり、エンジンがスッとストップしました。でも、まったく振動など気になりません。そして、再びエンジンが作動するときは始動音が気にならない程度にわずかにするだけでショックや振動はほとんどなしでした。すごいもんです。

最後に、わたくし的なオススメグレードは、安全装備を考えると『20X』と『20X ハイブリッド』の4WDタイプ。

『20X』なら3列シートも選べますし、『20X ハイブリッド』ならリッター20.0km(JC08モード)の低燃費です。このボディサイズで車両重量1640kgを考えたら、かなりすごいですよね。

↑写真は「シャークフィンアンテナ」。これで終わりということで「フィン」と映画のラストの「Fin」を掛けてみました。分かりづらいね…。それに映画は「ファン」って読むんだっけ…?

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Car&Life Niigataの編集長。兼、新潟の情報誌『月刊にいがた』の編集部員。広告営業をメインに、読者投稿誌面「ヤングハイスクール」やカーライフ誌面などを担当。編集部イチのクルマ好き。入社以来23年、どんなに歳を重ねようがあだ名は「ヤング」。「新潟版図柄入りナンバープレート検討委員会」の委員を務める。
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