2020年コンパクトSUVの真打ち登場! ヤリス クロス試乗記

2020年8月31日に発売された新型車『ヤリス クロス』に乗ってきました。

今年3月に試乗した『ヤリス』は、“ドライバーを第一に作りました”と思わせるほど素晴らしいハンドリングで、運転が楽しい一台でした。

それまでのコンバクトカーといえば、広大なスペースとシートアレンジ、低燃費で、後席に座る人も広々ゆったり…みたいなことがセオリーだったと思うので、この方向性でこれだけ販売台数を伸ばすなんて、“トヨタってすごいな”と思っていました。

そんなことがあっての今回の『ヤリス クロス』。期待せずにはいられませせん。

試乗車をお借りしたのは「ネッツトヨタ新潟 新潟空港店」。試乗車はハイブリッドタイプのトップグレード『HYBRID Z(E-Four)』。

まずデザイン。全長が4.2m弱と扱いやすいサイズですが、生で見ると実際のサイズ以上の存在感です。パッと見は『C-HR』と同じくらいに見えます(実際は『C-HR』が少し大きい。あちらは塊感があるから同じくらいに見えるのかな)

資料には“都市型コンパクトSUV”のフレーズが書かれていますが、その通りスタイリッシュだし、SUVらしい力強さがあって楽しい走りも予感させます。

とくに顔つきがクールでカッコいいと思うのですが、まるで平成のウルトラマンシリーズのようなキリッとした目つきのヘッドランプが、男性の潜在意識にヒーロー感を訴えているのではないか? と想像しました(そんなことはないか…)。

一方、リアスタイルを見ると、『ヤリス』っぽい形状のブレーキランプですが、スモールランプをつけたときの印象は、ちょっぴり『ハリアー』っぽかったりして。

室内はとても上質なつくりでメーターなどの視認性も良好。

温かみのある新素材フェルトをドアトリムに採用したり、シートに合成皮革+ツィード調ファブリックを採用したり(『Z』系)、居心地の良さを演出しています。グレードにより用いる素材が異なるので印象が変わってきますけどね。

ライフスタイルに合わせて変更できるアレンジ幅の大きい荷室

コンパクトなわりに荷室は広く、使いやすさも抜群。スタイルと実用性を兼ね備えているクルマなんだと感心しました。

トヨタコンパクトSUVとして初めて「4:2:4分割リアシート」や「6:4分割アジャスタブルデッキボード」を採用。

荷物を固定するフックやベルトを組み合わせて多彩なデッキアレンジが可能。脇のポケットも便利。

サーフィンや釣り、アウトドアなど、趣味や生活スタイルに合わせて使えます。

さらにハンズフリーパワーバックドアも採用するなど、上級クラスのSUVのような装備が贅沢に採用されています。ただし装備はグレードによるので事前にご確認を。

さて、続いては走りをチェック。

ヤリスを少しマイルドにした軽快な走り

試乗車は1.5ℓエンジン搭載のハイブリッド車。

ショールームを出て、阿賀野川沿いの新潟村松三川線や新潟バイパスを走ってきましたが、目線が高いSUVなのに『ヤリス』ゆずりの軽快なハンドリングと安定感が印象的でした。

『ヤリス』同様、TNGAプラットフォーム(GA-B)を採用しているので、そりゃそうかなと思いつつ、『ヤリス』の乗り味をちょっとマイルドにした感じかな? という。ハンドリングのキビキビ度だけでいえば『C-HR』が勝るかな…。

あっちはGA-Bじゃないもんね。Bセグ、Cセグのプラットフォームの差かな。

車幅は3ナンバー枠の1765mm。一般的な5ナンバーよりも70mm幅がありますが、最小回転半径が5.3mなので狭い道でラクですし、5ナンバー車と同じような感覚で運転できました。

あと、最近はさまざまなクルマにあるドライブモードスイッチですが、パワー、ノーマル、エコでメーターの発光が変わるとともに、走り味も変わって楽しかったです。加えてEVドライブモードもあります。

また、4WDシステムについても力を注いでいると感じたので触れておきます。

今回試乗した『HYBRID Z(E-Four)』は電気式4WDを採用し、雪道などさまざまなシーンに対応するシステムを搭載しています。

例えば、悪路などでタイヤがスタックときスムーズに脱出できる「TRAILモード」、滑りやすい路面でスムーズに発進・走行できる「SNOWモード」など、新潟の冬には頼れる装備ですね。

画像は『HYBRID Z(E-Four)』

ガソリン車の4WDには、マルチテレインセレクトを採用。「ノーマル」「MUD&SAND」「ROCK&DIRT」の3つのモードからセレクトできます。

それに燃費の良さも『ヤリス クロス』の自慢のポイント。ハイブリッド車は実走値に近いWLTCモードで、リッターあたり30.8km(HYBRID X・2WD)。これはライバルたちにとっては脅威でしょうね。

一方、ガソリン車でも20.2km(X/X“Bパッケージ”系・2WD)と十分です。

安全装備に関しても万全で、最新の「Toyota Safety Sense」を標準装備するなど、『ヤリス』を継承し、さらに進化させています。

安全機能、コネクティッドに関しては、細かく触れると原稿量が2倍になっちゃうので省きます。

ちなみにハイブリッドタイプは停電など非常時でも活躍します。ラゲッジルームにAC100V・1500Wのアクセサリーコンセントがあり、ガソリン満タンで消費電力400W時で電力供給時間は約5日間。

いざというときに役立ちそうですね。

【まとめ】ヤリス クロスに乗ってみて

というわけで『ヤリス クロス』に乗って感じたキーワードを5つにまとめると…。

●クールな顔つきと都会的なスタイル
●『ヤリス』ゆずりの軽快な走り
●ハイブリッド車は世界トップレベルの低燃費
●荷物によって柔軟に対応できるラゲッジ
●先進安全技術やコネクティッドは当然のごとく採用
…以上を私の感想とさせていただきます。

[過去のSUV試乗記]〜ご参考まで〜

トヨタ ライズ(2019年12月)>>>https://joyfultown.jp/carandlife/report/8051
トヨタ C-HR(2017年2月)>>>https://joyfultown.jp/carandlife/report/2055
トヨタ ハリアー(2020年7月)>>>https://joyfultown.jp/carandlife/report/8863
日産 キックス(2020年8月)>>>https://joyfultown.jp/carandlife/report/9017
ホンダ ヴェゼル(2018年3月)>>>https://joyfultown.jp/carandlife/report/4913
スバル XV(2017年7月)>>>https://joyfultown.jp/carandlife/report/3216
スズキ クロスビー(2018年2月)>>>>https://joyfultown.jp/carandlife/report/4860


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Car&Life Niigataの編集長。兼、新潟の情報誌『月刊にいがた』の編集部員。広告営業をメインに、カーライフ誌面「このクルマ このシーン」などを担当。編集部イチのクルマ好き。入社以来24年、どんなに歳を重ねようがあだ名は「ヤング」。「新潟版図柄入りナンバープレート検討委員会」の委員を務めた。
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