プジョー『2008』新潟街中試乗記 |“3本のかぎ爪”が凛々しいフレンチコンパクトSUV

コンパクトSUVのプジョー『2008』がマイナーチェンジしたので、プジョー新潟さんから試乗車をお借りしてドライブしてきました。


※新潟市内の寄居浜海岸近くにて

ショールームで見た実車はとても堂々とした佇まいで、プレスリリースやWEB等で見るよりも大きく見えました。

彫刻的な造形とバランスのとれたスタイルで、天井からリアにかけてクーペのような印象もあり、クラスを超えた力強い存在感を放っています。

マイナーチェンジのおもな変更点はフロントマスクとホイール。車体をより立体的に見せるグリルになったほか、プジョーを象徴するライオンのかぎ爪をイメージした3本のデイタイムライトの採用、新デザインのアロイホイールの採用などです。

また新色として、今回取材した車両のセレニウム・グレーとオケナイト・ホワイトが追加されました。

ヘッドライト下の3本のデイタイムライトが印象的で、確かにライオンのかぎ爪のようです。わたくし同様、1970年代前後に生まれた方のなかには、ブルース・リーの『燃えよドラゴン』を思い出す人もいるのでは? 敵役・ハンの鉄の爪でシャッ!と切られるあの名シーンです。

続いて室内をチェック。運転席のコクピット感はプジョーならではのもの。小径でスポーティなステアリングやトグル型のスイッチをはじめ、機能性と美しさを両立しているインパネまわりのデザインが、“よし、走るぞ!”と気持ちに昂りをもたらせてくれます。

全席にアルカンターラとテップレザーを組み合わせたシートを装備し、フロントにはシートヒーターおよび運転席パワーシートを標準装備。

そして今回のモデルから10インチの大型タッチスクリーンや高解像度のパークアシストカメラ、 15Wのワイヤレススマートフォンチャージャーを装備。「3D i-Cockpit」とあわせて最先端のテクノロジーを感じさるなど、細部にいたるまでデザインとクオリティが追求されています。

なお、リアシートの居住性や荷室の広さは、ボディサイズを考えたら十分です。

ちなみにBセグメントの『2008』は全長4305mm。『カローラクロス』(全長4,490mm)と『ヤリスクロス』(4,180mm/グレードにより異なる)の間くらいのサイズ。全高は1,550mmなので多くの立体駐車場にも対応します。

コンパクトな車体を力強く引っ張るディーゼルエンジン

さて、お楽しみのドライブへ。試乗車は1.5ℓディーゼルターボエンジン搭載の『2008 GT BlueHDi』。

発進からゆとりのトルクで車体を引っ張ってくれます。室内にほどよく入り込むディーゼルエンジンの音が心地良いです。直進安定性も高く、ブレーキは初期タッチから効き目がよいです。

新潟バイパスも走りましたが、どんなシーンでも力強く加速し、運転感覚はSUVというよりハッチバックのようにスポーティでした。

新潟バイパスから新潟西バイパス小新インターチェンジでUターンし、黒埼インターチェンジ方面に戻る際、本線合流時に流れに乗るため少し強めにアクセルを踏んでみたら加速が鋭くて驚きました。まさにライオンが獲物を捕えるためガッと走り出したような感覚です。低回転域からグッと溢れ出るパワーはディーゼルならでは。

なお、スポーツ・ノーマル・エコの3タイプのドライブモードがあり、ナビ画面のカラーもモードに合わせて、赤(スポーツ)・黄緑(ノーマル)・青緑(エコ)と変わります。スポーツモードの赤は気分も高まりました。

リラックスしながら爽快にドライブできる『2008』。ウインタースポーツやアウトドアなどのシーンで使いやすいのはSUVだからこそ。

デザインと走り、実用性を高いバランスで兼ね備えていると思いました。

新潟市内の東堀通13番町にある日和山の坂道にて。上に見えるのは日和山住吉神社。下古町の風情ある場所です

最近、プジョーの車両に積極的に試乗させてもらっていますが、近年はラインナップが充実しており、ファンにとっては選択肢が多くていいですね。どの車種もスポーティで、堂々とした佇まいがあると思います。

プジョー新潟
新潟市中央区網川原1-1-1
025-283-8045
9:00~18:30
月曜定休
https://niigata.peugeot-dealer.jp/

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