プジョー『リフター』試乗記|マイナーチェンジで見た目が凛々しく、積載性も向上!

2024年夏にマイナーチェンジされたプジョー『リフター』に試乗してきました。

『リフター』はSUVのスタイリングと走行性能を併せ持つMPV。今回のマイナーチェンジでは、2列5人乗りの『リフター』と3列7人乗りの『リフターロング』が同時に登場しました。

とくにフロントマスクがより凛々しくなりました。見た目がガラリと変わったので「フルモデルチェンジだったっけ?」と思うくらいでした。

最新のブランドロゴと3本爪のシグネイチャーライトが印象的です。ひと目でプジョーと分かります。よりSUVらしさが強調されたのではないでしょうか。

さらにヘッドライトおよびフォグランプを、従来のハロゲンタイプからLEDタイプに変更したことで、夜間の視認性が格段に向上しています。

今回のマイナーチェンジにより先代が商用車っぽく見えてしまうかも…。でもデザインは好みなので、あえて先代の商用車感を求めるのもアリですよね。

※先代リフター記事はこちら

一方。インテリアはこんな感じです。

マイナーチェンジの変更点として、中央のタッチスクリーンが従来の8インチから10インチになりました。

さらにメーターが従来のアナログ式からデジタル式に変わったり、ステアリングヒーターも新たに装備されたりしています。

デジタルのスピードメーターは視認性の良さが印象的。一般的な車速メーターは分度器みたいな目盛りがあって10km、20km、30km…と書いてありますが、『リフター』は現在の速度がデジタル表示されるのみ。シンプルでかっこいいです。

1.5ℓディーゼルターボエンジンと8ATが組み合わせられていますが、発進時からトルクの厚さを感じました。時速40~60kmくらいの追い越し加速なんてノーストレス。

プジョー新潟ショールームを出発し、笹出線~DEKYY401~女池インターまでは、やや揺れ多いやわらかな乗り味でしたが、新潟バイパスになったらそのやわらかさが心地よい揺れに変わりました。

どこまでも運転したくなるほど快適で、このあたりは輸入車らしいところです。

ドライブモードがノーマル・エコ・サンド・マッドとありました。春夏秋冬で天候や道路環境が変わることが多い新潟に住む人々にとっては安心ですね。

もうひとつ感心したのが小回りの良さです。全長が4,405mm(リフターロングは4,760mm)。車幅が1,850mm。このサイズとは思えないほどでした。

プジョーならではの小径ステアリングや車高が高いこともあって、月岡温泉にある足湯付近の石畳の道をラクに、クルリとUターンできました。

また、積載性も向上しています。従来の5人乗りモデルにあったマルチパノラミックルーフとリアシーリングボックスをなくし、リアゲート間口を最大化。

これにより大型の積載物を載せることが可能となりました。2列目を倒した状態の最大荷室容量は5人乗り(写真)が2,126ℓ、7人乗りが2,693ℓです。

なお、アクティブクルーズコントロールの性能を向上させるなど先進運転支援システムも進化しました。

長期距離移動もラクで積載性も十分。他人とはあまりかぶらないアクティブなSUVを探している人にとって、『リフター』は選択肢のひとつになりそうです。

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