新型セレナは“技のデパート”ならぬ“思いやり装備のデパート”だ!

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人気ミニバン日産『セレナ』が6年振りのフルモデルチェンジ! さて、何がかわった?

ファミリーに人気の3列シートミニバン日産『セレナ』がフルモデルチェンジということで、「は〜とぴあ」の新潟日産モーターさんからお借りして試乗してきました。

このブログでは、「月刊にいがた10月号」の誌面よりもざっくばらんに書いてみたいと思います。

まず、「Vモーション」と呼ばれるフロントグリルはとてもダイナミックな印象だし、カタログは70ページもあったりと、いやはや日産の気合いを感じました。
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↑こんなにぶ厚い…って写真じゃあ分かりにくい?

さて、今回のモデルチェンジの注目ポイントは、なんといっても「同一車線自動運転技術 プロパイロット」

…と思っていたし、もちろんそうなんだろうけど、それ以外にもさまざまな先進装備があって驚きました。

「今度のセレナはプロパイロットだけじゃないよ」とばかりに、先進技術を使った便利な装備をたくさん採用していました。

まさに先進装備の速射砲。

グイグイアピールしてくる日産の情熱みたいなものが、パンフレットをペラペラ見ているだけでも感じられます。

 

 

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かゆいところに手が届くような“あったら便利”な装備が充実

「毎日の生活に便利なものって何だろう?」と、ママさん、パパさんの暮らしを想像して開発したんだろうなぁ…と思わせる装備がいくつもあります。

例えば、上の写真の「ハンズフリーオートスライドドア」

写真だけ見て、すぐ「いいねぇ」と思った男性は、きっと小さなお子さんがいるパパさんでは?

なんとクルマに触れずに、写真のようにスライドシートの下部を足先でチョイとすると、センサーが反応して自動でスライドドアが開閉するという装備です。

大型スーパーやデパートなど、外出先で寝てしまった子どもを抱っこしたまま駐車場に戻ってきたようなシーン、両手に荷物を抱えているようなシーンで、とてもありがたいはず。

小さな子どもをもつ私自身も、心くすぐられる装備ですね。

 

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また、写真のように2通りの開き方ができる「デュアルバックドア」は、女性の買い物シーンでうれしい装備。

ハーフバックドア(写真左)は軽い力でドアを開閉できるし、クルマがびっしり停まっている大型スーパーの駐車場などで、後ろのクルマや壁との距離が少なくても開けやすいですよね。

また、玉ねぎやキャベツ、ワインのボトルなど転がりやすい物は、バックドアを開けた瞬間ゴロゴロゴロ〜なんて転がっていきそうだけど、ハーフバッグドアならそんな心配も無用です。

 

 

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そして次は、フタを開けて給油口にそのままノズルを差し込むことができる「キャップレス給油口」。

その名の通り、キャップを開ける必要がないので手が汚れないというもので、女性にとってはうれしいはず。

そのほか、「全ドア連動ロック機能」など先進装備はまだまだあります。

どれも、よくそんな生活シーンを想像したなぁと感心するものばかりです。

 

 

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渋滞&巡回運転がラクになる!日産セレナの「プロパイロット」を体験(動画を見てね)

でもって話題の装備、「同一車線自動運転技術 プロパイロット」。

ひとことで言えば、高速道路での渋滞走行や巡航走行時に、ドライバーに代わってアクセル、ブレーキ、ステアリングを自動で制御するもので、目的はドライバーのストレスと疲労の軽減です。

体験したのは高速道の新潟空港IC〜黒埼PAまでの区間。
前方に社用車を走らせて体験しました。

まず操作はカンタンで、たったの2ステップ。

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青い「PILOT」スイッチを押すと、「これからプロパイロットをやるよ」というスタンバイ状態になり、「SET−」スイッチを押すと、「はい、はじめました」というワケです。

車速を設定するのは「RES+」スイッチです。

事前の説明で頭のなかでイメージはあったものの、体感してみると結構驚きました。

前の車がスピードを上げると、わずかに時間をおいてこちらもス〜と加速。
車速が上がるとともに、「お〜っ!」と声も上げてしまいました。

まるで目に見えない凧糸で前のクルマに引っ張られているような感覚です。

そして前方のクルマが減速すると、こちらも減速。

その間、ずっと車両が車線中央をキープするため、ステアリングが「スッ、スッ、スッ」って動くんです。

やっぱり、これ体験すると矢沢さんばりに、例のフレーズを言いたくなるもんですね。

「やっちぇえ日産!」

そしてプレモルをゴクッ!…ってそれは絶対ダメか(笑)

いやはや、手はステアリングに添えているものの、右足をずっと床にペタっとしながらのドライブは新鮮でした。

ぜひ、動画でもチェックしてみてください。

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↑クリックすると動画へ飛びます。

ちみなにプロパイロットは自動運転ではなく、あくまでドライバーを支援する装備。
ですので、もし事故を起こした際の責任はドライバーにあります

もうひとつ、ちなみにですがプロパイロットの能力としては、実は新潟バイパスのような車線がしっかりしている一般道であれば作動できるんです。

すごいですね。

 


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ミニバンとしての基本性能もシッカリ向上! さらに広くなって、カンタン操作でラクラクアレンジ。

すみません。レポートする順番が逆だったかもしれません!
そもそもミニバンの基本的な機能、広さや使い勝手も向上してます。

室内の長さは前モデルより180mm広くなりました

全長はたった5mmしか延ばしてないのに(『ハイウェイスター』は全長そのまま!)室内は180mm延ばすって、開発した皆さん、どこを詰めればいいんだ?って大変だったんじゃないのかな?

きっとミリ単位で努力したのかなって想像しました。

そして2列目シートは子どもが着替えできるほど超ロングスライドできるし、3列目シートにもスライド機構を採用してます。

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ちなみに3列目に座る方への配慮もバッチリです。

2列目シートのシートベルトを内蔵式にすることでスムーズに乗り降りできるし
オートスライドドアを開閉するスイッチやフットペダルもあるんです。

さらに2列目シートの横スライド機能を使えば、よりスムーズに乗り降り可能です。

もちろん室内はシーンに合わせて多彩なアレンジが可能。

『セレナ』自慢の「スマートマルチセンターシート」(上の写真に写っている左右シートの間にあるもので、1列目から3列目手前まで移動します)を活用して、これでもかってくらい、人数やシーンに合わせた「●●モード」が存在します。

今回は1時間ちょいの町中&高速のドライブでしたけど、エンジンのパワーはちょうどよいし、とても静かだからロングドライブも快適です。

燃費はリッター17.2km(『X』『ハイウェイスター』/JC08モード)。

室内の広さの確保に貢献するコンパクトなハイブリツドシステム「スマートシンプルハイブリッド」や、アイドリングストップの採用による低燃費っぷりです。

数字だけ見ると、今や低く見えないかもしれないけど、1.7トン近い3列シートミニバンでこの燃費は十分といえるのではないでしょうか。

 

 

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いざというときの安全装備もぬかりなし

快適系の先進装備ばかりに目がいきそうだけど、安全装備も充実しておりました。

日産おなじみの、クルマを真上から見るような「アラウンドビューモニター」や、縦列駐車をサポートするシステムは、駐車が苦手な方にはありがたい装備。

車内に人や荷物がたくさんあってルームミラーが見えないときは、「スマート・ルームミラー」が活躍。これは後方カメラの映像をルームミラーに映す優れもの。

もちろん、危険を察知して自動で緊急ブレーキをかける「エマージェンシーブレーキ」などもあります。

今回紹介した装備にはオプションが多いので、生活シーンや予算を考えてセレクトしてくださいね。

というわけで、これだけ充実装備で、ユーザーはあと何を求めるのってくらいですが、私には欲しい装備あります。

それは、駐車場が超混み合う大型スーパーで、空いてる場所を探す「大型スーパー内 駐車スペース探索機能」です(笑)。

クルマの屋根からカメラがビョーンて延びて探せないですかね?(というか衛星から見ればいいか…)

どうでしょう、自動車メーカーさん。よろしくお願いします!

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