オーラ全開! ホンモノのレースカーが目の前にドーン!
先日「アルビレックス・レーシング・チーム」の代表(監督)や、
カートレース場「スピードパーク新潟」(胎内市)の代表などを務める中村さんに会うため、新潟市内にある自動車販売店「ガレージメトロ」に行ってきました。
新潟のモータースポーツ界を牽引しておられるお一人で、
昔からいろいろお世話になっているんです。
何をしに行ったかといえば、簡単にいえば「Car&Life Niigata」のネタ探しです(笑)
なので、タイトルには“「アルビレックス・レーシング・チーム」の拠点を訪問!”とありますが、
実はお店に行く前は、まだこの場所にチームの拠点があるなんて知らなかったんです。
…でもってお電話したときに、
私:「近々おじゃましていいですか?」
中村さん:「今、SUPER GTのレクサスが置いてあるよ」
私:「エーッ! 行きます! 行きます!」
…というわけで事務所に入ったら、いきなりドーンですよ。
これは、2013年の「SUPER GT」に参戦した『LEXUS TEAM LeMans ENEOS(レクサス チーム チーム ルマン エネオス)』です。
そう、ホンモノのレースカー!
「SUPER GT」とは、高性能の市販GT(グランド・ツーリング)カーをベースにした競技車両を用いて行なわれる国内最高峰のモータースポーツ。
なぜ、チームルマンのマシンがここにあるかといえば、
チームルマン代表の土沼氏(なんと新潟のご出身だそうです!)が
アルビレックスレーシングの顧問を務めていることもあり、こちらに展示しているというわけです。
外観デザインこそ『レクサスSC』っぽさを残していますが中身はまったくの別モノ。
●全長×全幅:4,535mm×1,825mm
●車両重量:1,100kg以上
●総排気量:3,399cc(水冷V型8気筒DOHC32バルブ)
●最高出力:460ps以上
●最大トルク:40kg・m以上
●トランスミッション:6速シーケンシャル
●クラッチ:カーボン製トリプルプレート
後ろ姿なんかスゴいですね。
リアスポイラーなんてまるで海面まで上がってきて、尻尾を「ザバーン!」とやったときのクジラのようなド迫力!
(そういえばクルマ全体のフォルムもクジラっぽいような…)
見るトコすべて新鮮!
ミラーのカタチもかっこいいなぁ。
リアタイヤは330/45R17。
ちなみにフロントタイヤは330/40R18でした。
そんなミーハーモードでいろいろ見ていると、
「座ってみますか?」と中村さんからテンションが上がるお言葉。
当然「はっ、はい!!」と即答し、座ってみました。
レーシー!
(↑ブラマヨ小杉さんの「ヒーハー」みたいなテンションでお読みください)
恥ずかしながら、おじさん目がキラキラしちゃってます!
レンズのオートフォーカスが壊れているためピンボケですみません!
乗り込んだ瞬間、抱いた感想は
①狭いっ!
②シートが寝過ぎで目線より下がほぼ見えない!
③ボタンが多過ぎる!
まず、乗り込むのが大変!
よっこらしょと乗り込むと、腰骨がギューギューで
骨盤ケアのクッションに座っているように、がっしりと押さえられます。
そして、シートが想像以上に寝過ぎていて、前方の下方が全然見えない!
(このマシンのドライバーは、私と数センチして身長が変わらないから、座高にそんな差があるわけではないと思います)
こんな寝た体勢では運転しにくいよ〜と思ったら、
市販車のように背もたれが立っていると、ブレーキを踏んだ際に骨盤がズレるそうな。
なるほどね…っていうか、なんで運転していて骨盤がズレるの?と思ったら、
レース中のブレーキングは、最初は骨盤がズレるほどガツンと踏むらしいです。
ガツンと踏んでおいて、その後ミリ単位の調整をするとのこと。
力が必要だし、なおかつ繊細さも必要なんですね。
また、コクピット内にはスイッチやボタン、レバーがたくさん!
市販車のようなデザイン性とか一切関係ないのが逆にカッコいい!
それにしてもこれだけスイッチとか、いっぱいあって何するのって感じです。
昨年試乗した『インプレッサ』のステアリングまわりどころではありません(笑)
もしかして前を走るクルマへのミサイル発射ボタンや、後続車への煙幕攻撃ボタン(昔のテーブルゲームの「ラリーX」のような)、空にドーンと飛んで脱出するボタンとかあるんじゃないのと妄想するほどの数です。
いやはや市販車と世界が違いすぎる。
室内の様子も違うし、見える景色も、そして操作もまるで違う。
レーシングドライバーは、よくこんなマシンを操れるもんだ、と感心します。
なお、このクルマはガレージメトロの事務所内に保管されており、
営業時間内であれば見学は自由です!
3月末までは展示予定なのでお気軽にどうぞ!
隣りの建物は何かと思いきや! フォーミュラーマシンがズラリ
さらに何か見せてくれるそうで、中村さんとガレージメトロに隣接する倉庫らしき建物に行ったら、
なんとフォーミュラーカーがあるではありませんか?
…と、私はこのときやっと、この場所が「アルビレックス・レーシング・チーム」の拠点ということを知ったのです!
F1を目指す若手の登竜門的なカテゴリーの「F3」(全日本F3選手権)のマシンもありました。
なかにはF3とFJ(スーパーFJレース)のマシンもズラリ!
アルビレックスカラーがいいですね!!
そして、なんと、このファクトリーも事前にお願いすれば見学させてもらえるそうです。
今後、Car&Life Niigataで社会科見学みたいな企画もありかな…なんてふと思ったりして。
マシンを見たり触れたり、レーサーとの触れ合いもあったりね。
サッカーや野球、バスケットは県内でゲームがあるけど
レースは宮城(スポーツランドSUGO)や栃木(ツインリンクもてぎ)など県外で開催ばかりです。
普段なかなか目にすることが少ないからこそ、アルビレックス・レーシング・チームをみんなで応援していきたいですね!
◆店舗紹介◆
ガレージメトロ
新潟市中央区鳥屋野416-6
tel.025-285-8501
営業時間:9:00〜16:00
定休日:日曜定休
〈アクセス〉
新潟バイパス女池インターを鳥屋野潟方面に降りて約400m左側。