変わったのは顔だけじゃない!まるでMCのような充実ぶり|トヨタ『アクア』試乗記

今回は、2025年9月に一部改良されたトヨタのコンパクトハイブリッドカー『アクア』に試乗してきました。新潟トヨペット新潟本店さんから『Z』(2WD)をお借りしてドライブへ。

営業スタッフの長谷川さん(写真右)。家族にやさしいナイスガイ! 月刊にいがた12月号誌面に登場していただきました。

まずパッと見て分かる変更点がフロントマスクです。「先進」や「上質」といったイメージを一層高めるため、外観デザインが刷新されました。ハンマーヘッドをモチーフとしたフロントデザインは、まるで現行『プリウス』の弟分のよう。従来モデルはフランス車のような親しみやすい雰囲気でしたが、より洗練された先進的なデザインへと生まれ変わりました。

室内装備も充実しています。大型7インチマルチインフォメーションディスプレイや、センタークラスター下部のHDMI入力端子が標準装備されました。画面が見やすく扱いやすいですし、スマホの映像や音声を車内で手軽に楽しめます。助手席側ダッシュボードもハンマーヘッドっぽくデザインされています。

安全面も進化しており、プリクラッシュセーフティーの検知対象にバイクが追加され、出会い頭の衝突回避機能も搭載されました。 また、ドアミラー全開時の車幅が30mm縮小され、取り回しがしやすくなっているのもポイント。さらに、停車直後の車両の揺れを抑える『スムーズストップ』が標準装備され、乗員の姿勢変化を低減した上質な乗り心地を実現しています。

フロントマスクを含めてここまで変わると、まるでマイナーチェンジかと思いましたが、あくまで「一部改良」だそうです。

今回運転してみて、楽しさも増したと感じました。これまでの『アクア』にはおっとりソフトなイメージがあったのですが、ステアリングから伝わる感覚などがスポーティで楽しかったです。

足回りが引き締められた印象で、路面の凹凸は多少拾うものの(コツコツ感)、キビキビ感が増したようで個人的には好みです。

今回は『月刊にいがた』12月号の取材も兼ねて、「芸術の秋」ということで新潟市美術館前で撮影してきました。

道中、西大畑町の「どっぺり坂」前のストリートを海側へと走ったのですが、くるっとターンする坂道をスーッと駆け上がったのには驚きました。1.5ℓエンジンのハイブリッドはパワー不足を感じさせず、車両との一体感も良好です。また、海岸沿いからみなとトンネルまでのストリートは、その時はほぼEVモードで走行できました。

その後、新潟空港方面をドライブし、一日市インターから新新バイパスに乗りました。時速70キロ程度では街中よりも走りがしなやかになりました。

今回試乗した『Z(2WD)』の燃費はリッター33.6kmと優秀です。

当然ミニバンのようにたくさんの荷物は積めませんが、移動手段としてはこれで十分。静かで快適。扱いやすくて燃費も抜群。長距離でも疲れなさそうです。

世代を問わず、仕事やプライベートなど、どんなシーンにも合う。個人的には「クルマ界のコンバース」という比喩がしっくりくる一台でした。

ちなみに取材時は、受注可能数に制限があって注文できない場合があるとのことでした。来春の新車購入シーズンに買えるかな?など気になる方は、まずは新潟トヨペットショールームへご相談を。

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