三菱『エクリプス クロス』はイケメンでスポーツ万能な三男坊?【試乗記】

キラキラした表情とクーペのようなスタイルが印象的

新型コンパクトSUV、三菱『エクリプス クロス』が登場しました。

車両をお借りしたのは東日本三菱自動車販売 新潟東店。試乗車のグレードは最上級の『G Plus Package』(4WD)

三菱のSUVラインナップといえば、コンパクトな『RVR』とミドルサイズの『アウトランダー/アウトランダーPHEV』がありますが、どこに位置するのでしょうか?(ここでは『パジェロ』はちょっと置いといて)

サイズの感覚をつかむために、3車のサイズをざっくり比べてみました。

以下、[R]は『RVR』、[ア]は『アウトランダー』、[エ]は『エクリプス クロス』です。

●全長
[R]4365mm、[ア]4695mm、[エ]4405mm

●全幅
[R]1770mm、[ア]1810mm、[エ]1805mm

●全高
[R]1630mm、[ア]1710mm、[エ]1685mm

●ホイールベース
[R][ア][エ]すべて2670mm

ちなみにプラットフォームは『RVR』をベースとしていますが、サイズ的には『RVR』と『アウトランダー』の間に位置するんですね。

ということは長男『RVR』、次男『アウトランダー』とすると、『エクリプス クロス』はキリッとした顔つきのイケメン三男坊といった感じでしょうか。

それにしても車高は1685mmもあるのに、まるでクーペのようにスタイリッシュ。最低地上高が175mmと地面から高いところにあるのでそう見えるのかな?

加えて切れ長デザインのヘッドライトをはじめ、サイドステップやプレスラインなどにより、視覚的にクーペっぽく見えるんでしょうね。

ちなみに三菱ではこのクルマを「クーペSUV」という表現もしています。

近づいて見てみると、フロントマスクやウィンドー周辺など、ほんとメッキモールでキラキラしています。


↑キラキラしてますね


↑鏡か!? ってくらいピッカピカ。撮影している私が写りこんでます

キラキラのフロントマスクを見ていたら、ふとジェラルミンケースを思い出しました。

私がこのクルマの広報担当なら、キラキラしたフロントマスクが目立つメインカットに、ジェラルミンケースをもったビジネスマンを立たせて、「働く男のクーペSUV」をイメージした広告を作ってビジネス雑誌に載せたいなぁ。サブカットでは川の上流で子供と釣りをして遊ぶ父子も載せたりして。。。

(そんな妄想はさておき)ドアを開けて室内へ。

運転席に座ってみると、着座位置が高くて運転席まわりはゆったり。ミドルクラスSUVに乗っているような包まれる安心感があります。

インテリアはブラック&シルバーにまとめられ、インパネまわりにシルバーのフレームをデザインするなど、ディテールへのこだわりが随所に。

スポーティでありながら上質の室内空間です。

そして、なんだか室内が明るいなぁと思い、ふと上を向くとサンルーフがついてました。電動パノラマサンルーフは『G』と『G Plus Package』にメーカーオプションです。


↑前席はチルト&スライドするので一層開放的に


↑後席側もガラスシェードでお空が見えますよ

また、このクルマは、スマートフォン連携ディスプレイオーディオ「SDA」、タッチパネルコントローラーなど、車内を快適な移動空間としても楽しめるようコネクティビティにも力を入れています(『G Plus Package』にメーカーオプション)。

ちなみに試乗車には、より効果な多機能メモリーナビゲーションの7インチWVGAディスプレイ メモリーナビゲーション「MMCS」を装備していました。

バックミラーを覗くとリアウィンドーが上下2段になっていて、視界は十分クリアです。

さて、運転席から後部座席に移動してみます。

スライド量は200mmとたっぷり。いつも通り、座って手をパーにしてもご覧の通りゆとり十分。

リアシートは6:4分割できるのでフレキシブルに使えますし、最前端にスライドすると荷室は448ℓの容量となります。

また、ラゲッジアンダーボックスもあるので工具などの収納できます。

高い四輪制御技術を誇る全天候対応の走行性能

さて、ドライブへ出発! ヘッドアップディスプレイに速度が表示され、運転中は自然の視界に入ってきます。

1.5ℓ直噴ターボエンジンは2000回転から最大トルクを発生するだけあって、スタートからの加速も十分。2.4ℓ自然吸気エンジン並みの力強さだそうです。

トランスミッションにはINVECSⅢ8速スポーツモードCVTを採用しており、パドルシフトでドライビングを楽しむこともできます。

乗り味は、乗用車的コンパクトSUVとは少々異なり、高い剛性のガッチリボディを大きめのタイヤで駆動する頼もしさが感じられます。

スポーツカーのようにシャープなハンドリングというよりも、ニュートラルでゆったり安定。途中、ちょっと意地悪をして「スッ」とステアリングを切っても、車体がグラっとならずにスムーズに反応。

ちなみにボンネットを開けたらタワーバーが装着されていました。

試乗車は車重が1550kgありますが、その走りは「軽快」というより「爽快」。

何より、このクルマは三菱なわけで、やっぱりウリは『ランエボ』シリーズで培った四輪制御技術。

アクセル開度や車速、車両の走行条件などから後輪へ伝達するトルクを常に適切に配分する電子制御4WDシステムに加え、AYCブレーキ制御を追加した車両運動統合制御システム「S-AWC」を採用しています。

路面状況に関係なく4輪を制御し、あらゆる状況でドライバーは意のままに操れる、というわけです。

さらにシーンに応じて、「AUTO」「SNOW」「GRAVEL」の3つのモードから選べます。

…なんて書きながら、今回の試乗は一般道のみ。おまけにそこそこいい天気で路面もドライ(笑)。

でも、それはそれで、普通に2WDのようなフィーリングで静かに走れてラクラクでした。

最初は試乗車が4WDって気づかなくて、「S-AWC」のスイッチを見て、「あっ、そっか。てことは4WDか」なんて分かったりして…。

そのほか、事故の予防や回避、軽減をサポートする「三菱e-Assist」をはじめ、ヒルスタートアシストなど安全運転を支援する装備も充実しています。

晴れ・雨・雪、海沿い・山道、一般道・ハイスピードなバイパス・高速道路…。季節や地域により路面状況の変化が多い新潟県に住む私たちにこそ、ぴったりな一台といえそうですね。

by
Car&Life Niigataの編集長。兼、新潟の情報誌『月刊にいがた』の編集部員。広告営業をメインに、カーライフ誌面「このクルマ このシーン」などを担当。編集部イチのクルマ好き。入社以来24年、どんなに歳を重ねようがあだ名は「ヤング」。「新潟版図柄入りナンバープレート検討委員会」の委員を務めた。
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