街中でよく見る『アクア』とは異なる、エアロパーツをまとった精悍なスタイル
新潟市中央区万代エリアに立ち寄った際、ラブラ万代向かいのコズミックビル1Fのホールに『アクアG “GR SPORT”』が展示されていました。
ここには以前、さりげなくフェラーリのF1マシンのレプリカ(2005年にミハエル・シューマッハが乗っていたマシン)が展示されていて、驚いたことを覚えています。
↑2017年のゴールデンウィークシーズンに同スポットにて撮影
今回も、最初は「ふ〜ん、アクアかぁ。なんかスポーティだなぁ」と思って近づいたら、『アクアG “GR SPORT”』だったというわけです。
そういえば私、「GR」シリーズを生で見たのは初めて。普段よく見る『アクア』だけど、大きなバンパーなど迫力があっていいですね。
ちなみに「GRってナニ?」という方も多いと思うので、簡単に整理してみます。
「GR」シリーズってナニ?
2017年9月、トヨタが「もっといいクルマづくり」を目指し、スポーツカーシリーズとして投入したのが「GR」シリーズです。
モデル体系としては下のピラミッド図のようになっています。
※トヨタ公式ホームページより引用
最高峰に位置するのはエンジン内部にもチューニングを施した数量限定販売の「GRMN」。
そして頂点のGRMNのエッセンスを注ぎ込んだ量販スポーツモデルが「GR」。足まわりやボディを強化し、サーキット走行もこなせるセッティングが施されています。
さらにミニバンなどにも設定し、気軽にスポーツドライブを楽しめるのが「GR SPORT」。
また、カスタマイズを楽しめるアフターパーツ「GR PARTS」も設定されています。
つまり万代で見た『アクアG “GR SPORT”』はピラミッドでいう3番目。でも、その仕様を見ると、決して「なんだ、3番目か」と思うなかれ…なほどの充実ぶりでした。
外装パーツだけではなく、走りに影響するパーツも追加
専用前後バンパーやラジエーターグリル、さらにサイドマッドガードなどを採用し、360度どこから見てもかなり精悍に見えます。
一方、室内ではスポーティなフロントシートや本革巻のシフトノブを採用…と、見た目や身体が触れる部分だけの変更ではありません。
スポット溶接の打点追加やリヤバンパーリインフォースなど専用剛性アップパーツや、足回りには専用チューニングを実施。
さらにボディの帯電を取り除き、空力と操縦安定性を向上させると話題のアルミテープも採用しています。
なお、『アクアG “GR SPORT”』は2種類あって、「17インチパッケージ」という上級グレードには、上記チューンがさらにアグレッシブだったり、より多くの専用パーツも付いています。
家族のためのクルマ選びが第一のクルマ好きパパにうれしい存在
というわけで街乗りメインの方や、普段キビギビ楽しくドライブできればOKというオーナーさんにとって、『アクアG “GR SPORT”』は十分スポーティな仕様といえるのではないでしょうか。
それでいて大人5人が乗れるし、ハイブリッドならではのリッター34.4km(JC08モード走行)の低燃費も立派。
つまり、スポーツ性と快適性がうまくバランスされているのが「GR SPORT」の魅力なんでしょうね。
家族のためのクルマ選びをしなきゃだけど、爽快でスポーティなドライブも諦めない。そんな方にはうれしいシリーズですね。
興味がある方は、その他の車種も調べてみてはいかがでしょうか? いろいろあるようですよ。