【シトロエン『C4』試乗記】SUVならではのスポーツテイストも兼ね備えた“魔法の絨毯”


今年1月にデビューしたシトロエン『C4』に乗れる機会をいただいたので、試乗レポートをお伝えします。

昨年末にマイナーチェンジした『C3エアクロスSUV』を見たとき、かっこいいなぁ~と思っていたのに、その後に『C4』を見て、「キターッ!」って思いました。最近のシトロエン顔はホントにシャープで美しいです。


写真左はシトロエン新潟の今井さん。上半身でC、下半身で4を表現しているおじさんが私。

具体的にいえば、V字型に広がる斬新なシグネチャーライト(上がLEDのデイタイムランニングライトで、下が3つのLEDヘッドライト)がインパクト抜群で、シャープでありながらエレガント。SUVの力強さを感じさせます。

そしてフロントマスクに目がいきがちですが、ボンネットにあるエッジの効いたラインもポイント。

さらに横から見ても躍動的で、リアにかけてクーペのようなラインがこれまた美しい。リアスタイルもフロント同様、V字型デザインを採用しています。

初めて実車を前にして思ったのは、雑誌やWEBで見て想像していたよりもコンパクトで運転しやすそうだったこと。

実寸で比べてみるとトヨタ『C-HR』くらい...といえば、クルマ好きの方なら想像しやすいのでは。
・『C4』→全長4,375×全幅1,800×全高1,530
・『C-HR』→全長4,385×全幅1,795×全高1,550(一部グレードは異なる)
※単位mm

ほとんど『C-HR』と同じサイズで、より低くワイド...そりゃ~かっこいいですね。

指先で操作できるトグルタイプのシフトを新採用

運転席に座ってみると先進的な風景が目の前に広がります。

まず感じたのが背中とお尻まわりに感じた座り心地の良さ。

中心部に高密度フォームを、表面にパッド構造を持つ15mmもの厚さの特別なフォームを採用したアドバンストコンフォートシートによるものです。

ステッチの処理もオシャレですし、適度なホールド性でロングドライブの疲れも軽減してくれそう。

目の前には視認性に優れた大型10インチタッチスクリーンを配置。メディア再生やハンズフリー通話、ドライビングアシスタント等の情報と操作を集約しています。

そしてシフト部分に目を向けるとトグルスイッチを採用していました。シトロエン初採用とのこと。

美しい文様が刻まれたクロームが印象的で、指先の軽いタッチで操作可能です。自動で作動・解除を行うエレクトリックパーキングブレーキも搭載しています。

その手前には開閉可能な収納スペースがあります。

そして助手席側のダッシュボードには格納式タブレットホルダーなるものがありました。

別売りの専用アタッチメントを使用すれば、助手席に座る人は快適にタブレットを操作できるそうです。こんな日本人的発想のおもてなし装備、フランスの方も考えるんですね(笑)。

一方、後席に移ってみると、頭上も膝まわりもこのサイズのSUVとしては十分な広さ。クーペのようなスタイルと居住性を両立させています。

ちなみに試乗車タイプ(『C4 SHINE BlueHDi』)はガラスサンルーフを標準装備しているので、明るく、フレッシュな空気を取り入れることができるのもナイスです。

荷室もこれだけあれば十分でしょう。通常時で容量380ℓ(リアシートをすべて倒せば最大1,250ℓ)。開口部の広さやフロアがフラットなこともあって荷物の積み降ろしをスムーズにできます。

リアシートは6:4分割可倒式で、高さを2段階で変更できるフロアボードと合わせて用途に応じたアレンジが可能。

さて、続いては気になる走りについてです!

ソフトで快適! 遠くまでドライブしたくなる快適さ

まず走り出して思ったのは、想像していたよりもクルマとの一体感があったこと。乗る前の予想では、もっと着座位置が高くて“乗せられている感”があると思っていたので、これはちょっと意外でした。

“身にまとう”ような運転フィールといったら、さすがに言い過ぎかもしれませんが、まるで5ナンバーサイズの車両を運転するような感覚です。

そしてやっぱり見事なのが乗り心地。シトロエン新潟を出発してすぐに新潟バイパスを走りましたが、このやわらかい乗り心地はまさにシトロエン。

ソフトだけれどボディがしっかりしていて安定感はあるんです。『魔法の絨毯』と呼ばれる乗り心地は、ダンパーの上下動がユラリとしなやか。決してフラフラしているわけではないので、ステアリングを左右に微修正する必要なんてありません。

ちなみにソフトですが、以前乗った『C5エアクロスSUV』よりもふわふわ感が少なめでスポーティ。

この2台のサイズを比べてみると、もちろん『C5エアクロスSUV』が大きいのですが、全高が180mmも異なります。

『C4』→全長4,375×全幅1,800×全高1,530
『C5エアクロスSUV』→全長4,500×全幅1,850× 全高1,710
※単位mm

『C5エアクロスSUV』の方がサスペンションのストロークに余裕がありそう。逆に『C4』はが重心が低くてスポーティといったところです。

今回試乗した『C4 SHINE BlueHDi』はディーゼルターボエンジンを搭載し、最高出力96kW、最大トルク 300Nmを発揮。

ちなみに最大トルクは1750回転で発揮するので低速から力強く、踏み込めばグイッと進んでくれます。燃費もWLTCモードで22.6km/ℓと良好です。

新潟バイパスでは、マニュアルモード(ノーマルモード)にして、5速1900回転(おおよそ時速65km/h)くらいが気持ち良かったです。

人間でいえばジョギングしているような心地よい感覚。その気になればいつでも本気の加速ができるようなフィーリングです。

もちろんDモードも快適。電子制御化された8速オートマチックにお任せしてのんびり走るのもよいでしょう。

一方、スポーツモードだと2200回転くらいが爽快。ちなみに、ノーマルモードもスポーツモードも同じ回転数でもフィールは異なりました。

ノーマルモードは現状の速度を保とうとする感じです。一方、スポーツモードは、よりレスポンスが優れていて、まるでもっと回転を上げていいよと『C4』に要求されているようでした。

というわけで、ほとんどの試乗時間を好みの回転数で走れるマニュアルモードで過ごしました。

ちなみにトグルスイッチのすぐ左に、スポーツ・ノーマル・エコと3つのドライブモードを切り替えるスイッチがありますが、今回の試乗シーンでは運転しながら視線を送ることなく指感覚で切り替え操作できました。

なお、今回はディーゼルエンジン車両を試乗しましたが、『C4』はガソリンエンジン電気自動車もラインナップされています。

それぞれ走りに特性や味わいがあるはず。好みやライフタイルに合わせて選べる楽しみがあるのも『C4』の魅力ですね。

 

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