ドライブ×眺めのいいカフェ|村上.長岡.十日町.南魚沼.上越6選

非日常を求めて、景色が自慢の、高台や田園のカフェへ。

今回はドライブしてお出かけしたい、眺めのいいカフェを紹介します。

※月刊にいがた6月号をもとに制作しております。商品名や価格、各種内容は取材当時のものです。

絵本の丘 グランチャ

海を見渡せる丘に佇む絵本カフェ

野積橋を渡り、坂道を登った先。緑に囲まれた小路を抜けると秘密基地のような白い建物が現れる。ここは海を見渡せる、標高約60メートルの丘に建つ小さな絵本カフェ。

店内には新刊からロングセラーまで、約1600冊の絵本が並び、絵本専門士が選んだ作品は販売も。絵本は季節ごとに入れ替わり、何度訪れても楽しめる。

海に面した窓側の席も人気だが、天気のいい日には「丘のテラス」がおすすめ。どこまでも続く青い海と佐渡島、お店のシンボルになっている大きなエノキの木、四季折々のナチュラルガーデンなどの絶景が広がる。丘に吹く心地いい風を感じながら、とっておきのカフェタイムを過ごして。

おすすめは、2種類から選べる本日のケーキにドリンクが付く『ケーキセット』(900円〜)。ランチメニューも用意する。帰り際にはスリル満点の手作りブランコをぜひ!

▲小さい頃に読んでいた懐かしい一冊に出合えるかも

▲レモンアイシングのさわやかな甘さが特徴の『レモンタルト』と無糖ですっきりとした『抹茶ラテ』

絵本の丘 グランチャ
長岡市寺泊薮田4804-74
tel.070-3126-0915
10:00~16:00(LO15:30)
土日月祝休 席12(+テラス席4) P10台

Fe Factory cafe 109

広大な田園風景に季節の移ろいを感じて

醍醐味はカウンター席から眺めるのどかな風景。5〜6月には田植えを終えたばかりの田んぼに青々とした稲がそよぎ、さわやかな光景が目の前に広がる。

「窓の向こうに見える広大な田んぼは、一年を通してさまざま表情を見せてくれるんですよ」と教えてくれたのは、店主の畑山綾子さん。いつも見ている景色でも、心を動かされる瞬間に出合った時には思わずカメラを向けるのだとか。

田んぼが青いじゅうたんへと変わる夏、稲穂が黄金色に輝く秋、そして一面が銀世界になる冬――田んぼはまるで、四季の色を映し出すキャンバスのようにも思えてくる。店内は、週末を中心に、県内外から訪れるライダーたちで賑わっている。

景色をぼんやり眺めながら、自慢のスイーツでひと休み。抜群のロケーションで心地よい時間を過ごせば、旅の疲れが一気に取れそうだ。

▲すっきり晴れた日には遠くに残雪の朝日連峰の山々を望める

▲『自家製卵のプリン』(450円)。家業である鉄工所の敷地で飼っている烏骨鶏の卵を使用

Fe Factory cafe 109
村上市名割109
tel.070-4003-1933
11:00~16:30(ランチタイムは~14:00)
日月休ほか 席15 P10台

みはらしcafe

目の前に広がる田園と心地いい風に心安らぐ

十日町の豪雪から建物を守るよう軒を伸ばしたせがい造りの古民家を、宿泊施設としてリノベーション。約2年前にカフェをオープンし、女将の大橋世史子さんと店主の後藤夕子さんのふたりで営んでいる。

趣のある和の店内で過ごすのもいいが、店名にもある通り「みはらし」がこのカフェ最大のポイント。期待を胸にテラス席へ足を運ぶと、目の前に広がるのは広大な田園風景。「ここは風がよく通って気持ちがいいんです」と後藤さん。

周辺の竹藪や木々を抜ける風の音も耳に心地よく響く。このロケーションのみならず、十日町の野菜と大豆ミートを使用した『ベジミートスパイスカレー』(上写真左・1000円)や『ティラミス』(上写真右・500円)も評判を呼んでいる。

季節ごとに姿や色を変える田園を眺めながら、ゆったりとしたカフェタイムを楽しんで。

▲朝食付きの宿泊施設・十日町ふれあいの宿交流館。カフェのみの利用も大歓迎

▲床の間が設けられた和空間。奥には足を伸ばせる座敷席も用意

みはらしcafe
十日町市稲荷町4-367-1
tel.025-752-3289
10:00~15:00
不定休 席18(+テラス席16) P5台

cafe 淡雪

牧歌的な風景と絶品コーヒーに心打たれる

上越教育大学のそばに佇む小さなカフェ。味や香りなどで決められた国際的な高い評価基準を満たすスペシャルティコーヒーを提供し、多くのコーヒーファンを魅了している。

入店するとまず目に飛び込んでくるのが、大きな窓越しに見える里山の風景。田んぼでは農作業に精を出す地元の人の姿があり、その奥には上越市と妙高市にまたがる南葉山がそびえ立っている。

「コーヒーの味と香り、景色を含めたシチュエーション。そのひとつひとつに向き合い、じっくり楽しんでほしい」と店主の五十川さん夫妻。その思いから、写真撮影は注文したメニューのみ、ひとり2枚までに制限し、小学生以下の店内飲食を不可としている。

お店のコンセプトは「雪解けのように心がほどける時間」。五十川さん夫妻の思いが詰まったお店で、そんな時間を過ごしてみてはいかが。

▲ご夫妻で営む

▲『クロックムッシュ』(900円)と、コーヒーとは異なる味の厚みを楽しめるコーヒーカクテル『エスプレッソマティーニ』(1,200円)

cafe 淡雪
上越市大字滝寺2455-3
tel.なし
11:00~17:00
火~木休 席10 P4台

醸すcafe

緑が映え、源泉が香る窓際の特等席

有馬、草津に並ぶ日本三大薬湯のひとつ、十日町の松之山温泉。その温泉街の一角にある、プリン専門のカフェだ。

すぐそばの人気旅館・酒の宿 玉城屋が手掛けており、自社ブランドの日本酒『醸す森純米吟醸』をあえてアルコールを飛ばさずに使った『日本酒プリン』(500円)のほか、常時5種類のプリンをラインナップ。

オープンから約1年で、すでに温泉街の名物として親しまれている。「お風呂上がりにここでプリンを食べながらホッとひと息つく方もいますよ」と店長の渡辺慎也さん。青々とした緑を映し出す店内奥の小窓を開ければ、店の下を流れる湯本川のせせらぎが聞こえるとともに温泉街ならではの源泉の香りが漂い、たちまち癒やしのひと時が訪れる。

泊まりの際はもちろん、日帰りでも、松之山温泉観光のプランに加える価値ありのお店だ。

▲日帰り温泉施設、松之山温泉センター 鷹の湯の隣にある

▲店の裏手を流れる湯本川。食後には川の上流にある不動滝まで散策を楽しんでみては

醸すcafe
十日町市松之山湯本字川下19-1
tel.025-594-7105
9:30~17:00
火水休ほか 席12 P温泉街駐車場を利用

鈴木農場

食と景色で南魚沼の豊かな恵みを実感

店があるのは、四方を山に囲まれ、のどかな田園風景が広がる南魚沼市の大月地区。野菜を中心に生産し、原材料であるカラシ菜の栽培から自社で行なう純国産マスタード『和からしマスタード』で話題を集める鈴木農場が手掛ける。

自慢の水耕栽培野菜やマスタードを存分にいかした料理の数々が評判で、13時30分から17時のカフェタイムには、ホットドックなどのファストフードと、種類豊富なソフトドリンク&アルコールを提供する。

「お食事をされるお客様は、弊社で販売する調味料が使い放題になります。ぜひいろいろお試しいただきたいです」とスタッフの南雲優さん。特等席は、遮るものがなく、視線が遠くまで抜けるテラス席。

田んぼに水が張られ、稲が成長を始める5〜6月は、よりさわやかな景色に。自然の素晴らしさを再確認できそうだ。

▲『ホットドック(プレート)』(880円)は、カフェタイムの看板メニュー

▲ショップではオリジナル商品を販売。水耕栽培の様子も見学できる

鈴木農場
南魚沼市大月1200
tel.025-788-0908
11:00~21:00(第2・4木はショップのみ営業、~17:00)
火休 席10(+テラス席17) P9台

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