キリリとした目つきで力強さを増したデザイン
GW明けの5月9日(火)、6年振りにフルモデルチェンジしたダイハツ『ミラ イース』が発売されました。
最近の新車は、デビュー前にちょっぴりチラ見せする「ティザー広告」が多いけど、この新型『ミラ イース』に関しては、それがほとんどなかった(?)気がして、今回の発表にはちょっとびっくり。
というわけで、なにはともあれショールームへチェックに行ってきました。
おじゃましたお店は新潟市中央区、新潟中央郵便局となりにある「新潟ダイハツモータース 本社ショールーム」。
明石通り沿いから見ると、いつもきれいな造花が飾られているのが印象的なアノお店です。
でもってその隣りに新型『ミラ イース』が展示されておりました。
ハイトワゴンが主流の軽自動車で、セダンタイプは今やラインナップ的には少数派といえる存在。
とはいえ男女世代を問わず、運転しやすさや優れた経済性から「日常のパートナー」として根強い人気ですよね。
展示していた車は上級グレードの『G“SA Ⅲ”』。
カラーは全9種類あるなかのプラムブラウンクリスタルマイカ。
キリリとした目つきで随分スタイルが力強くなった感じがします。
車体をぐるりと見渡すと、前後やサイドなど風の流れを考慮したようなデザインが従来型とは異なります。
そして室内もチェック。
シンプルな2トーンのシートは私好みです。
この展示車の『G “SA Ⅲ”』にはシートヒーターも標準装備されています。
手の届きやすい場所にドリンクホルダーがあったり、エアコンなどスイッチ類も操作しやすそう。
ペンとか小物をとりあえずサッと置いて、いつでもとりやすいこんなスペースも便利だし。
もちろん後席も大人がゆったりできる広さを確保しています。
なお、後席のシートを倒せばフラットなスペースに。荷物がたっぷり詰めそうですね。
約80kgの軽量化させるとともに「走りの質」を向上
いろいろ見て触っていたら、バックドアがとっても軽々と持ち上がることに驚きました。
なんと今回のフルモデルチェンジでは、軽量高剛性ボディや樹脂パーツの採用、足回りの軽量化などにより、従来型から約80kgも軽量化したそうです。
でもってカタログを見るとリッター35.2km(『L』および『B』の2WD車/JC08モード)。
すごいなぁと思いましたか、実はこの数値は従来型と変わらないんです。
「えっ!? 軽くなったんだから燃費良くなるじゃん」と思いましたが、実はその軽量化した分のアドバンテージを、燃費向上とは逆効果となる走行性能の向上にあてたというのです。
たとえと言うなら、ぜい肉を落として軽くなった分だけ筋肉をつけたため、結果として体重は同じだけど体力が増した感じ…ってちょっと違うかな??
どれくらい違うかといえば、アクセル半開での発進加速[0秒から5秒まで]では、従来型ミライースが33mとしたら、新型は36m進むそうです。
また、追い越し加速では、アクセル全開で時速40kmから時速80kmまで加速する場合、従来型ミライースが10.4秒としたら、新型は9.8秒で済むそうです。
新新パイパスとか高速道路などをこれまでよりスムーズに走れ、ストレスの軽減になりそうですね。
また、シリンダーのサイズをアップさせるなどダンパーの見直しにより、低速域から中高速域まで乗り心地も向上しているそうです。
つまり、カタログ数値は同じリッター35.2kmだけど、仮に従来型と新型がA地点からB地点まで、まったく同じ速度(加速・減速)で走行したら、新型の方がアクセルを踏む量が減るわけだから、当然実際の燃料消費も少なくなるってことですもんね。
メーカーのこの選択は結構、勇気ありますよね。だって正直、クルマを売るためには、所有してみないと分からない実燃費よりも、カタログ燃費を重視した方が売れそうですよね。
試乗車が登録されたら走ってみたいなぁ。
「スマアシⅢ」を採用するなど安全装備も進化
あと注目すべき点は、やっぱり安全装備の「スマアシⅢ」。
昨年末の解散以降、今やなかなか“スマ”を名乗れないですから、そういった意味でも注目ですね…っておもしろくないギャグはいいとして、第1弾として『タント』に搭載されたいた「スマアシⅢ」がこのクルマにも搭載されています。
ハイトワゴンではない『ミラ イース』にもサイズの小さいステレオカメラだから搭載可能になったそうです。
「スマアシⅢ」の一番のポイントは、衝突警報機能や衝突回避支援ブレーキが歩行者にも対応するようになったこと。
このクルマを購入するなら、ぜひグレード名に“SA Ⅲ”とついた車両を選びたいものですね。
図柄入り特別仕様のナンバープレートが話題です
さて、「新潟ダイハツモータース 本社ショールーム」の入口にはこんな看板がありました。
皆さん、これ知っていますか?
「ラグビーワールドカップ」の日本開催を記念して、大会ロゴが入った特別仕様のナンバープレートがつけられるというものです(交付料金が必要)。
これにはびっくりしました。何がびっくりしたかって、黄色ナンバーの軽自動車にも白ナンバーがつけられるということにです。
さらにナンバープレートの料金に加えて1,000円以上の寄付をすれば、大きな大会ロゴが入ったデザインも選択可能。
寄付金はワールドカップ試合会場への輸送力増強等に充てらるそうです。
申し込みは今年2月13日(月)から開始されており、4月3日(月)から交付が開始されました。
こちらのショールームにもお客さんからの問い合わせがあったそうです。
新たに購入したクルマのみならず、今乗っているクルマも番号を変更することなく交換できるというから、これは今後ますます話題になりそうですね。
興味がある方はトライしてみてはいかがでしょうか?ラグビーだけにね(バシっと決まった〜!)
◆店舗情報◆
新潟ダイハツモータース 本社ショールーム
新潟市中央区東大通2-6-32
tel.025-247-2131
9:30〜19:00
祝日定休