古きよき名喫茶を求めてドライブ【新潟.加茂.燕.長岡.魚沼の6軒】

オープンした当時の面影を残す、昭和の情緒あふれる喫茶店の数々をご紹介。

懐かしい店内の雰囲気や、人情味あるマスターたち、不変的な魅力がどのお店にも詰まっています。

※月刊にいがた12月号特集「喫茶店」をもとに作成。
※駐車場がないお店もありますのでドライブの際はご注意を

 

ピノキオ

●加茂市

誰もがくつろげる加茂の名喫茶

ピノキオは加茂駅から歩いて3分ほど。

外から店の様子は見えないけれど、通り沿いにメニューブックが置いてあるのでちょっと安心。

さっそく階段を上り、お店に入る。オレンジがかった暗めの照明にレンガと漆喰の壁、まさに「レトロ」という言葉がしっくりくる。マスター・真柄誠さんとママ・文子さん。おふたりのあったかい人柄も魅力

店内を見渡すと、家族連れや奥様のグループ、コーヒーを片手に新聞を読む男性客、初々しいカップル、「釣りの話をしにきた」とマスターに声をかける作業服のお兄さんなど、さまざまなお客さんが思い思いの時間を過ごしている。

多くの人が注文するのはやっぱり看板の『スパグラ』。
カレーソースとホワイトソースを合わせた『カレースパグラ』(950円)

スパゲッティに自家製ホワイトソースをかけて焼き上げたメニューだ。

今から40年ほど前、当時は高価だったグラタンをお腹いっぱい食べたいというお客さんの声から誕生したという。

確かに、これはなかなかのボリューム。だけど初めて食べるのに、なんだか懐かしい味だなぁなんて考えているうちに完食。

ごちそうさまでした。

ピノキオ
加茂市駅前4-14・2F
tel.0256-52-6339
11:00~21:00(月は~16:00)
火休
席50
P_商店街駐車場を利用
※分煙

 

てくたく

●魚沼市小出

てくてく歩いた先にあるグルメな喫茶店

時刻は11時。

38年続く魚沼の喫茶店「てくたく」に、小出駅から徒歩で向かう。数メートル先に、何人かの地元サラリーマンの姿が。

どうやら目的地は一緒の様子。入店し席に座り、メニューを吟味。うーん、困ったぞ。

ご飯もの8種類、スパゲティ12種類、トースト7種類、加えてお得なセットと品数が豊富! 悩んだ末に『シーフードドリア』を注文。

先ほどのサラリーマンを見ると、食べ始めているではないか。

常連組はやはり違う。本格的なランチ時間に入ると、奥様方やカップルが訪れ満席に。ここでドリアが到着。
『シーフードドリア』(1,000円)

アツアツのホワイトソースがたっぷりの素朴な味にほっこり。

食後にいれたての香りのいいコーヒーを運んでくれたご主人の星さんに店名の由来を聞くと、「てくてくとたくさんのお客さんがお店に来てくれますように、と妻が考えました」とにっこり。

メニューの改良や、分煙席の設置など少しずつ今のスタイルになったそう。

多くの人に愛される理由を随所に感じる老舗であった。

「コーヒーは注文の都度豆をひいて、いれています」と星さん

『タラコとベーコンスパゲティ』(950円)

てくたく
魚沼市小出島124-25
tel.025-792-5226
9:30~21:30
水休
席33
P_なし
※時間分煙

 

Café de la Paix

●新潟市中央区駅南

ジャズ好きの店主が営む名店へ

けやき通りを少しそれたところにひっそりと佇む。

店内をセピア色に染める暗めの照明、年季の入った一本木のカウンターがノスタルジックな雰囲気を醸し出している。

ゆったりと静かに流れるBGMはジャズ。

お店を営むのは、アマチュアジャズドラマーでもあるマスター・安宅さんだ。

提供するのは、ゆっくりと丁寧にいれるネルドリップコーヒー。

「ドラムは下手だけど、コージャズ好きの店主が営む名店へヒーはうまいよ」と笑う。

普段は話し好きの親しみのある方だが、コーヒーをいれる姿は真面目な職人だ。

こだわりのコーヒー豆は焙煎する前に3年寝かせるのが特徴で、深い苦みのなかにコクや丸みを感じる。

話しの引き出しが多い能弁なマスターと、個性的なコーヒーに魅了されるファンは多い。

マスターがお酒好きなことから、アルコールの提供も行なう。

Café de la Paix(カフェ ドゥ ラ・ぺ)
新潟市中央区米山2-1-16
tel.025-243-8510
13:00~18:00
日祝休
席30
P_なし

 

ニューボン

●新潟市中央区

音楽好きが集まる、万代のライブ喫茶

店内にはギターが掛けられ、壁にはミュージシャンのサインが貼られ、流れる音楽はジャズにJ-POP、演歌、民謡と実にさまざま。

店奥にはライブハウスにあるようなアンプやスピーカーがあり、音楽好きならきっとワクワクする空間だ。

カウンターに座って、音楽とダンスを愛する店主・佳奈美さんと会話を楽しむのもいいし、レトロな赤いソファに腰かけてひとりでゆっ音楽好きが集まる、万代のライブ喫茶たりとくつろぐのもいい。

40年以上親しまれる老舗喫茶でありながら、ヘルシー志向な和食を提供するのもユニーク。
野菜をふんだんに取り入れた和食中心の『日替りランチ』(700円)。コーヒー付き

「『日替わりランチ』は、焼き魚や煮物などの健康的な和食を意識してるんです。何をするにも健康は大事だから!」と話す佳奈美さん。

また、不定期でオープンマイクやミュージシャンのライブなどの音楽イベントも積極的に開催している。

ニューボン
新潟市中央区万代6-1-24
tel.025-241-4963
11:00~17:00
不定休
席15
P_なし
※喫煙可

 

純喫茶 ロンドン

●燕市

ご夫婦のぬくもりと昭和の香りに癒されて

第一次喫茶ブーム全盛期の昭和42年に、マスターの吉野昌英さんが18歳でオープンさせたロンドン。

当時とほとんど変わらない照明を落とした暗めの空間で、スパゲティやレモンスカッシュ、プリンアラモードなどのザ・喫茶店なメニューを提供する。

名物として親しまれているのは『ナポリタン』(650円)。
焼肉とナポリタンがセットになった『特製ナポリ』(950円)

濃厚なケチャップソースと麺がよく絡み、具はマッシュルームや玉ネギご夫婦のぬくもりと昭和の香りに癒されてとシンプルな、王道のナポリタンだ。

このメニュー、実は奥様も大のお気に入りなんだそう。

「私はもともとロンドンの常連客だったんです。ナポリタンがあまりにもおいしくて、通わずにはいられなくて(笑)。私も作り方を教えてもらって作ったけど、マスターの味にはならないんです。マスターが作るナポリタンは本当においしいんですよ。ぜひ食べに来てほしいです」と大推薦!

SNS 映えしそうな『特製プリンアラモード』(700円)

純喫茶 ロンドン(じゅんきっさ ロンドン)
燕市燕4436
tel.0256-62-3615
11:30~24:00
不定休
席38
P_なし
※喫煙可

 

コーヒーハウスミチル

●長岡市

開業から絶えずお客で〝満ちる〞喫茶店

長岡駅近く、猫のイラストが描かれた看板とレンガ造りのレトロな外観がお店の目印。

明るい雰囲気の店内は奥行きのある造りで、長いカウンターとテーブル席が用意されている。

コーヒーとタバコでひと休み中のサラリーマンや談笑中のマダムたち、静かに読書を楽しむおひとり様——ゆっくりと時間が流れるようなこの空間で、誰もがのびのびと自分の時間を過ごしている。

お店を営むのはお店と同い年という、39歳の2代目マスター・小野さん。

「たくさんのお客で〝満ちる〞お店にしたい」と父が始めた喫茶店を守り続けよう と、昔ながらの雰囲気と、長年愛される自家焙煎コーヒーやメニューの味を大切にしながら営業している。

その一方で、手作りパンの提供や新メニューを始めるなど、新たな要素を取り入れている。
シフォンケーキの『ケーキセット』(600円)

『水出しコーヒー』(400円)

コーヒーハウス ミチル
長岡市大手通1-5-1
tel.0258-36-8423
8:00~19:00(日祝は11:00~18:00)
土休
席50
P_なし
※喫煙可

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Car&Life Niigataの編集長。兼、新潟の情報誌『月刊にいがた』の編集部員。広告営業をメインに、カーライフ誌面「このクルマ このシーン」などを担当。編集部イチのクルマ好き。入社以来24年、どんなに歳を重ねようがあだ名は「ヤング」。「新潟版図柄入りナンバープレート検討委員会」の委員を務めた。
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