【cast編集長おすすめ】ドライブで聴きたいクリスマスソング・アルバム5選~洋楽レジェンド篇

胸の高鳴りをさらにアップさせる、
メロウなクリスマスソングはドライブにも最適!!

多分、誰もがどこかで耳にしたことのある、超有名かつ、
ベテラン勢が作り上げたクリスマス・アルバム(ソング)は、
長い時を経ても愛され続ける、まさにマジックのような輝くを放つ。
ファミリーで聴いても、2人っきりのお部屋で聴いても、
勿論、車の中で聴いてもその空間は幸せオーラで包まれること間違いなし。
この季節、どれか一枚、車の中に置いといて損ナシの5作品をご紹介!!

 

『クリスマス・イン・ザ・ハート』ボブ・ディラン

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全世界を驚かせたボブ・ディランのノーベル文学賞受賞。
ディランは作品に於いて、いつもオーディエンスを驚かせ続けてきた歴史だった。
この受賞に関してもコアファンも驚きつつ、当然と言った感じのドヤ顔かつ優しい拍手を送っていることだろう。
賞を受けるとか、受けないとか、授賞式に出席するとかしないとか、本当にお騒がせのディランだからなおさら微笑ましい。
さて、これまでのキャリアの中でファンを最も驚かせたのが2009年にリリースした、このクリスマス・アルバムだろう。
ディランが『サンタクロースがやってくる』や『ウィンター・ワンダーランド』を唄うなんてノーベル賞を獲るよりも信じられない出来事であった。
聴いているだけでウキウキしてくるトラッド風『マスト・ビー・サンタ』。
『クリスマス・アイランド』は常夏ハワイを思わせるクリスマス・ソング。
全体的におごそかかつポップ。ディランの曲が冬のドライブを快適にするなんて──これぞ嬉しい誤算の傑作アルバムです。

 

『毎日がクリスマスなら』エルヴィス・プレスリー

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冒頭を飾るタイトル・ソングは、「なぜ僕らは毎日をクリスマスのように過ごせないのだろう?」との彼流の反戦歌的メッセージ。
祈りのようなこの歌から始まるプレスリーのクリスマス・アルバムは、例えばデート中に港に車を止めて
──いや、そんな気の効いた場所がなければ、ショッピングセンターの広々パーキングに車を止めて冬空や町の灯りを眺めながら聴くのが凄く似合う。
歌声があたたかいのだ。エルビスのルーツはゴスペルだが、クリスマスソングも実は彼のイメージ作りに於いて大きな武器となった。
そんなスイートな彼の声によるクリスマス・メッセージに続く王道曲『きよしこの夜』は心に染みる。
50年代と70年代それぞれでクリスマス作品をレコーディングしている彼。
それのほぼ全貌をこのアルバムで聴くことが出来る。

 

『ホワイト・クリスマス』ビング・クロスビー

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世界で最も有名なクリスマス・ソングと言えばアーヴィーング・バーリン作の『ホワイト・クリスマス』だろう。
ビング・クロスビーがこの曲を披露したのは、役者でありタップ・ダンサーとして名を馳せたフレッド・アステアとの共演映画「スイング・ホテル」だった。
この曲をタイトルにしたこの作品が世界で最も有名なクリスマス・アルバムでもある。
アメリカのどの家庭には必ず一枚はあるであろう、世代を超え愛され続けている。
1977年に亡くなったが、実は同年天に召される少し前、ビング・クロスビーのクリスマス特番にてデヴィッド・ボウイと初共演。
それをきっかけにクリスマス・ソング・シングル『ピース・オン・アース/リトル・ドラマー・ボーイ』を彼とのデュエットでリリースし話題となった。
そんなボウイも先頃人生を全うしたばかり。ダンディなボイスを持つ2人。
今頃天国で再会を果たしていることだろう。

 

『クリスマス・ソング』ナット・キング・コール

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ジャズ・ジャンルでも多くのクリスマス・アルバムがリリースされているが、ピアニストでありシンガーでもある、ナット・キング・コールのこの作品がピカイチだ。
マーヴィン・ゲイやダニー・ハサウェイなど、いわゆるソウル・シンガーにも多大なる影響を与えたであろうソウルフルかつ大人な唄いっぷりだ。
1930年代からピアニストとして活動し、スウィング・ジャズ全盛時代の中に於いてピアニストとして頭角を現し、数々の傑作・偉業を残したが、特にピアノ、ギター、ベースのシンプルな編成「ナット・キング・コール・トリオ」は大人気を博した。
美空ひばりも彼の大ファンで、彼の亡き後、1965年にアルバム『ひばりジャズを歌う〜ナット・キング・コールをしのんで』をリリースしているほどだ。
また、ナタリー・コールは彼の娘さん。
父のカバー集『アンフォーゲッタブル』はグラミー賞を受賞。
同曲に於ける亡き父との親子デュエットが感動の涙を誘った。
そんなナタリーも、2015年12月31日に65歳で生涯を閉じた。

 

『ザ・ビーチ・ボーイズ・クリスマス・アルバム』ザ・ビーチ・ボーイズ

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サーフィンと車と女の子──アルバム『リトル・デュース・クーペ』など、作品の題材がはっきりしていた初期の我らがビーチ・ボーイズも傑作クリスマス・アルバムを1964年にリリースしている。
オリジナル・クリスマス・ソング『リトル・セイント・ニック』から始まるこのアルバム、『サンタが町にやってくる』など、ごきげんなポップ・チューンはドライブに最適。思わず笑みがこぼれつつハンドルが握れることだろう。
どの曲も彼ら最大の武器である緻密なハーモニーが駆使されており素晴らしい。
『ブルー・クリスマス』や『ホワイト・クリスマス』などスウィートな曲も満載。
こんな時代なのに裕福かつ余裕なアメリカを感じざるを得ない。
テレビ番組「奥さまは魔女」や「わんぱくフリッパー」「ルーシーショー」などにもそ当時のアメリカが堪能出来るが、このアルバムもそんな時代の甘い香りを痛切に感じる。
これらに憧れて日本は急成長を遂げることになる。

棚橋和博 by
新潟にて『月刊にいがた』『Pas magazine』等を発行する情報誌出版社代表。 同社が半年に一度全国発売しているミュージシャンインタビュー集『interview file cast』では編集長を務める。 過去、テレビ音楽番組「M.M.CLUB」「音楽と髭」(UX新潟テレビ21)、ラジオ番組「新海史子のLINK!」(BSN新潟放送)など、 音楽関連の番組の司会等を長きに渡り務めた。好きなミュージシャンは両者とも今は亡きローラ・ニーロとフランク・ザッパ。
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