2021年9月に発売された11代目の新型『シビック』に試乗してきました。
発売の約1か月後となる10月上旬、ホンダはニュースリリースで、20代が23.9%、50代が22.2%と幅広い世代が購入していると書いていました。
300万円以上するのに今の若い子が多く買っているってなんでだろう? クルマの魅力? 残クレ? 定額の楽まる? コロナ禍でやっばりマイカーがいい?
若い方がクルマを楽しむのはうれしいことだけど、理由がわからないとなんだかくすぐったいような。。。
さらに約35%がMT車だそうです。
結構、若者もマニュアルを選択しているのかな? いや、きっとEFやハチロクなどテンロクが盛り上がっていた時代が青春真っ只中だったおじさんたちが今、「子どもが大きくなって、もうそんなに一緒に外出しないからミニバンじゃなくてもいいよね?」とかいって奥さんに許可を取って買ったりしてるのかな…なんて勝手に想像しちゃいました。
世代別のミッション選択データも見たかったなぁ。
精悍な顔つきとリアへの美しいシルエット
前置きが長くなってすみません。
さて、今回試乗車をお借りしたのはホンダカーズ新潟中央赤道店さん。試乗車は上級タイプ『EX』のCVT車。
なんと栃尾店さんには6MTの試乗車があるそうです。今回は「月刊にいがた12月号」の誌面づくりもあり、スケジュールの関係で栃尾店まで行けませんでした。マニュアル車に乗ってみたかった~。
まずはスタイルからですが、スマホや雑誌等で見るより生の方がいい顔していると思いました。アメ車っぽいヤンチャな匂いあり、プジョーっぽい欧州の雰囲気あり。
先代とほぼ同じボディサイズですが、全高が低くなって低重心。シンプルかつ流れるようなプロポーションで、リアへのシルエットが美しいです。
フロントマスクは眺めるほどにかっこよく見えてくる…スルメ顔とでもいいましょうか。嚙めば噛むほど…ではないですけど。
一方、運転席まわりは水平基調で、横方向に伸びやかなデザインに。
エアコンの風向きを変えるスイッチのデザインもユニークかつ操作しやすいです。
不要なデザイン要素を排した造形にするとともに、直感的に操作しやすく、触感にもこだわっているそうです。
フロントマスクをはじめとしたスタイル、運転席まわりの造りなど、これまでの国産スポーツハッチバックになかった雰囲気を感じました。
ちなみな全長4550mmとボディが若干大きくなった分、後席の居住性を向上しています。
ゲームセンターのエアホッケーのような動き!?
今回は港の近くや海沿い、新潟バイパスなど、ゆったりドライブできる道を中心に走ったのですが、操縦安定性が高く、胸のすくような走りを楽しめました。
1.5ℓVTECターボエンジンは、よく回る2.5ℓNAのような俊敏なレスポンスで、スポーティなんだけどゆとりのある大人の味付け。静粛性も高いです。
直進時や旋回時など、どなんなシーンでも気持ち良く走れるし、全幅1800mm・全幅1415mmの低く幅広いプロポーションなんだけど、コーナーではスゥッとノーズが入り、上下動が少なく水平移動のような感覚。
温泉旅館やゲームセンターにある、エアホッケーのような動き…といったら大袈裟すぎるかもですが。
公道では路面の凹凸をしっかりしたボディとサスペンションが受け入れ、いなしてくれます。コーナリングの限界が高そうです。そのうち出る『タイプR』は、まさにエアホッケーのように地面にペタッと張り付いた設置感の高い運転が楽しめそうですね(エアホッケーは浮いてるんだっけ?笑)。
今回はノーマルモードで走ることが多かったですが、スポーツモードではさらに一体感ある元気な走りが楽しめるし、エコモードにすれば好きな音楽を聴いたり、ラジオを聴いたり、リラックスした気分でドライブしたくなります。
EFに乗っていたことがある自分からすると、これが令和版シビックの楽しさなのかと思った次第です。
なお、ホンダセンシングは標準装備。広い範囲と高い精度で対象物を検知するフロントワイドビューカメラや、ガラスや外壁など非金属も高い精度で検知する前後ソナーセンサーなどを採用ています。
新型『シビック』は楽しさと安全性を両立した一台でした。
ベースがこれだけ良いなら、いよいよガソリンエンジン最後?と噂させれる『タイプR』の実力が今から楽しみです。
【お知らせ】
●当サイト「Car&Life Niigata」ではFacebookやTwitterをやっています。
Car&Life Niigataで掲載した新車情報や、ドライブ&グルメ情報など、新潟のカーライフ情報をアップしたら随時FacebookやTwitterでもお知らせしています。
ぜひフォローや「いいね!」をお願いします!