ダイハツ『ムーヴ』が今年6月フルモデルチェンジを受けて、さらにスタイリッシュに生まれ変わりました。端正で凛々しいデザインが特徴です。
今回、新潟ダイハツモータース本社さんから試乗車を借りてドライブしてきました。
新型『ムーヴ』の最も大きなトピックといえば、全グレードに採用されたスライドドア。狭い駐車場での乗り降りや荷物積み下ろしがラクになるので、ファミリー層を中心にニーズが高かった装備だそうです。
これまでダイハツのスライドドア車といえば、スーパーハイト軽ワゴンの『タント』がありましたが、ハイト軽ワゴンは女性に人気の『ムーヴ キャンバス』のみでした。新型『ムーヴ』が登場したことで、男女世代に関係なく支持されそうですね。
室内の広さも十分です。後席に座ってみると、体格の大きな人でも脚を組めるほどのゆとりがあり、長時間の移動でも快適に過ごせそうです。さらに、使い勝手の良い収納スペースも複数用意されており、実用性の高さも魅力。
インテリアは、上質かつシンプルなデザインにまとめられています。オーディオの位置を低くすることで、運転席からの見晴らしの良さを追求。コンパクトにまとめられたナビや運転席まわりも扱いやすいです。
シートは座り心地にもこだわりが感じられ、特にお尻の部分のクッション性が高く、快適なドライブをサポートしてくれます。毎日の移動でストレスなく活躍してくれるはず。
今回、月刊にいがた8月号「このクルマこのシーン」誌面の制作にあわせて7月上旬に試乗しました。お借りしたのは「G」グレード。ショールームを出発して新潟市内古町方面へ。目的地は東堀通り沿いにある加島屋さんでした。
7月下旬に「おにぎり処 八番」がオープンするということで、お店を背景に撮影。話題のお店と話題の新車を写真に収めさせていただきました。
実際に走らせてみると、キビキビとした軽快な走りが印象的でした。操縦安定性が高く、ステアリング操作にスッと追従してくれるボディは、街中での運転を楽しくしてくれます。
それでいて、ハイスピードとなる新潟バイパスの路面の継ぎ目もソフトに乗り越えるなど、上質な乗り心地も両立。快適なドライブを実現してくれました。
ちなみに新型『ムーヴ』はスライドドアを採用しつつ、車重860kgと立派。詳細をいえば、2WDは860kg。ターボのRSのみ890kg、4WDが900~940kgです。
坂道での急加速ではさすがにパワフルとはいえませんが、スーパーハイト軽ワゴンに比べれば十分な動力性能です。さらに力強い走りを求めるなら、ターボ搭載の「RS」グレードも選択肢として用意されています。15インチタイヤと高性能ショックアブソーバーを備え、さらにシャープな走りが期待できそうです。
ダイハツ車といえば、予防安全機能「スマートアシスト」が自慢。新型『ムーブ』には17種類の機能を備えたスマートアシストが採用されており、若者からシニアまで、あらゆるドライバーに安心を提供します。
さらに、WLTCモードでリッターあたり22.6km(2WD・NA)という優れた低燃費性能も魅力。このジャンルにおいて、爽快な走りと高い実用性、そして充実した安全機能と三拍子揃っています。
スライドドアの採用でさらに利便性が向上した新型『ムーヴ』。街乗りからレジャーまで、幅広いシーンで活躍してくれると思いました。