マナー? ルール?「信号機のない横断歩道での車両一時停止率」が話題に

JAF(日本自動車連盟)が2018年10月、「信号機のない横断歩道での歩行者横断時におけるクルマの一時停止状況全国調査2018」という情報を公式ホームページに掲載。

その後、Yahooニュースに載るなど全国的に話題になりました。

そもそも、これはJAFが2016年6月に交通マナーに関するアンケート調査を実施した際、「信号機のない横断歩道で歩行者が渡ろうとしているのに、一時停止しない車が多い」という回答が86.2%もあり、その実態を把握するため調査が行なわれたそうです。

期間は2018年8月15日〜9月13日で、詳細は非公式ですが交通量、道路幅、制限速度など、各都道府県で同じような交通環境のもと調査を実施(全国合計11,019台)。

そして、信号機が設置されていない横断歩道を通過する車両を対象に行なったところ、歩行者が渡ろうとしている場面で、一時停止したクルマはわずか948台と、全体の8.6%という結果に。

一時停止する率が最も高かったのは長野県で58.6%でした。

そして気になる新潟県は13.8%で、全国で9番目。

上位でちょっぴりホッとしつつ、それでも13.8%って、7台に1台しか停止しないってことですね。

また、3月14日には、新潟県警が動画サイトYou Tubeの公式チャンルで「横断歩行者優先キャンペーン」動画を投稿しました。

新潟県警察公式チャンネル「横断歩行者優先キャンペーン(15秒Ver)」

↑「信号のない横断歩道にさしかかったら、歩行者がいないかしっかり確認しましょう。歩行者を見つけたら、しっかり停まって歩行者優先!」とのことです。


↑横断歩道標識と横断歩道ありの♢マークを見かけたらとくにご注意を

ちなみに道路交通法には「横断歩行者等の保護のための通行方法」という項目があって、横断しようとしている、あるいは横断中の歩行者や自転車がいるときは必ず一時停止をすることが義務づけられており、違反者には反則金や違反点数が科せられるそうです。

つまり横断歩道で歩行者が渡ろうとしているとき、一時停止するのは「マナー」じゃなくて「ルール」なんですね。

一方で、一時停止をしようと思ったけど後続車との車間距離が少なかったため、ブレーキを踏むことで後続車と追突する危険性があったり、自分のクルマが駐車すると勘違いし、追い越して行き歩行者とぶつかってしまうかも…という心配をしたことがある方も多いのではないでしょうか。

後続車がいるときは追突事故を避けるため早めに軽くブレーキを踏み、止まる意思を伝えたり、日頃から前方のクルマが急ブレーキを踏んでも、慌てず対応できるくらい車間距離を保って運転したいものですね。

春から新一年生が登校したり、初心者ドライバーや転勤で県外から新潟に来る方が多くなる季節。

今回の話題を通じて、安全運転の意識や運転マナーが、より向上すればいいなぁと思いました。

 

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