スタイリッシュで走りが楽しいコンパクトSUV『スバル XV』に試乗

車名は『XV』ではなく『スバル XV』

フルモデルチェンジしたコンパクトSUV『スバル XV』に試乗してきました。

車両をお借りしたのは新潟スバル自動車さん。

以前、試乗した『インプレッサ』がベースなので、しっかりとした走りは予測できるけど、一体どんな違いがあるのか? ロールが大きかったり、ちょっとふわふわしてたりするのかな? とか、一般ドライバーの私が新潟の街を走ってどう感じるのか楽しみでした。

でもって、その前に資料を見ると、新型『XV』ではなく新型『スバル XV』と書いてありました。

例えば『インプレッサ』は、新型『スバル インプレッサ』ではなく、新型『インプレッサ』でした。

でも、このクルマは、新型『XV』ではなく新型『スバル XV』と、車名にもスバルが入るのが正式名称なんですね。

そういえば2017年3月31日に、社名を「富士重工業」から「SUBARU」に変えましたが、その後、第一弾となるがクルマが『スバル XV』。

そんなタイミングもあって『XV』ではなく『スバル XV』と企業名も入れた車名にしたんですかね? それだけ企業として、このクルマに強い想いを込めているのかもしれませんね。

 

「都市型アウトドア」と表現したくなるスタイリッシュなデザイン

まずデザインですが、フロントマスクやリアスタイルなど、先代よりさらに都会的&クールに生まれ変わっています。

街で映えるし、アウトドアなど自然の中でも似合うデザインで、スバルさんは「スポカジスタイル」と呼んでいます。

試乗車のグレードは『1.6i-L EyeSight』。ホディカラーはサンシャインオレンジです。従来型のイメージカラーがオレンジ色でしたが、新型でもこの色はよく似合いますね。

これだけオレンジが似合うのは、『スバルXV』かアルビレックス新潟、はたまた映画『死亡遊戯』でトラックスーツ姿のブルース・リーかってくらいです。
(ブルース・リーは少し黄色に近いか…。そういえばもうすぐ命日の7月20日ですね。生きていたら今年で77歳かぁ)

新型『スバル XV』はクールグレーカーキがイメージカラーですが、このオレンジもかっこいいですね。

一方、室内は質感が高く、立体的でダイナミック。上質な造りなど『インプレッサ』と共通点が多いものの、ステアリングやシート等に施されたオレンジステッチが遊び心を感じさせてくれます。

※試乗車はナビ未装着車

ダッシュボード中央にあるマルチファンクションディスプレイは、ヘッドランプや先進安全技術の作動状況、各種燃費情報など、さまざまな情報を6.3インチのディスプレイに表示。

一方、後席は広さにゆとりがあります。

前席を一般的な位値にセットして後席に座ったら膝まわりはとっても広々。手をパー(写真。私の場合、手をパーにすると幅が約22cmです)にしても、前席背もたれからヒザまで届かないほど(=22cm以上)。予想以上の広さでした。

当然、頭上にもゆとりあり。車体はコンパクトですが室内の広さは十分で、長距離でも快適に過ごすことができそうです。

カーゴルームはゴルフバッグが3つ入るほどのゆとりがあります。

SUVでこれだけスポーティな走りが楽しめるのはすごい

さて、お楽しみの試乗です。

『インプレッサ』同様「スバル グローバル プラットフォーム」を採用しているので、走り出しから高い剛性を感じることができます。

最低地上高200mmとSUVらしい目線の高さですが、フワフラした乗り心地は皆無。ロールは少なめですがスポーツカーのように硬いということでもなく、上質な乗り味です。これこそ「スバル グローバル プラットフォーム」の恩恵なのかなぁ。

あと、ステアリング操作に対する車体の反応がとても素直で、コーナーや曲がり角などでも車体の先端からスッと入っていくような感じです。低重心で左右対称の水平対向エンジンのメリットもあるんでしょうかね?

そして視界は高いのに重心は低いような感覚を覚えました(ライバルにあたるトヨタ『C-HR』の試乗時もまさにそうでした)。SUVのハンドリングとは思えない操縦安定性の高さです。

試乗車に搭載されるているのは1.6ℓNAエンジン。

サーキットで試乗するわけではなく、新潟の街中で乗る限りまったく力不足を感じないどころか、ちょうと良いパワーで扱いやすいです。ハイパワー車だと力を出しきれないことがドライバーのストレスになったりもしますからね。

新潟パイパス桜木インターからの合流では、軽く踏むだけでスッと加速して、本線を走る車両にブレーキを踏ませてしまうこともないような、流れにシンクルしてスムーズに合流できました。その後スピードが上がってきても、走りの安定感は変わりません。

高速道路は走っていませんが、普段使いなら1.6エンジンがちょうどよいと思いました。もちろん2.0ℓ直噴エンジン搭載車に乗れば、それはそれで楽しいと思いますけどね。

室内はとても静かで、エンジン低回転域のゆったり走行のときでも気持ちがいいです。不快な振動や雑音はありません。

なんで40km/hくらいのスピードで走っていても気持ちいいのか? もちろんスポーツカーの楽しさとは違いますが、ずっとハンドルを握っていたい心地良さです。自動車工学的なことは分かりませんが、素直なハンドリングに加え、振動など不快な要素がないからかな? なんて思ったりして…。

そうそう、改めてですがフルタイム4WDなんですもんね。FFかと思わせるような軽快さです。

私のなかで楽しいクルマとは、「低速で走っていても楽しいクルマ」「路面を感じながら走れるクルマ」という思いがあるので、この『スバル XV』は好みの一台です。

今回は新潟市内の一般道を走っただけなので、その実力は試しませんでしたが、「X-MODE」を採用するなど走破性の高さも自慢です。4輪の駆動力やブレーキなどを適切にコントロールすることで、悪路や滑りやすい路面、下り坂も安心して走ることができるそうです。

そして、歩行者保護エアバッグと運転支援システム「アイサイト(ver.3)」を全車に標準装備しています。

なにより安心安全を第一に考え、その上で楽しいクルマをつくる。それが、私が抱くスバルという企業のイメージです。

どうでもいいけど「スバルらしい」と「すばらしい」って似てますね。

by
Car&Life Niigataの編集長。兼、新潟の情報誌『月刊にいがた』の編集部員。広告営業をメインに、読者投稿誌面「ヤングハイスクール」やカーライフ誌面などを担当。編集部イチのクルマ好き。入社以来23年、どんなに歳を重ねようがあだ名は「ヤング」。「新潟版図柄入りナンバープレート検討委員会」の委員を務める。
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